2014年7月10日木曜日

NHK 日曜美術館  ひとり"命"の庭に遊ぶ 画家・熊谷守一の世界 感想

NHK 日曜美術館
ひとり"命"の庭に遊ぶ
~画家・熊谷守一の世界~

NHK Eテレ 日曜美術館  井浦新・伊東敏恵  ほか出演
毎週日曜 09:00~10:00(本放送) 翌週日曜 20:00~21:00(再放送)

2014年6月1日放送(本放送)/2014年6月8日よる(再放送)
【出演】 ナガオカケンメイ(デザイン活動家)

かつて、東京・池袋にあった一軒家。
木々が生い茂る庭の木陰に目をやると――――
まるで仙人のような老人が一人。その目が見つめていたのは?

雨が降って大喜びする、カエル。
生き生きと鳴き声を上げるクロツグミ。忙しく働くアリ。

「これ、子供でも描けそうに思うでしょうけど、とんでもない。
 このポーズ、この一つ一つが全部もう、そのものです」

画家・熊谷守一(くまがい・もりかず、1880~1977年)。
この写真も庭での一場面。明治に生まれ、97歳で亡くなるまで、
描きたい絵を描き続けました。熊谷守一の絵にはふしぎが満載。
多くがキャンバスではなく、小さな板を使っています。

一見、単純明快な線と色。見ていると温かい気持ちに包まれ、
想像力が膨らみます。

「必ず何かすごい答えがあるような、ハハッ、すごい楽しいです。
 未来の絵って感じがしますね。ハハッ」

ひとり庭で小さな命と心を通わせた、熊谷守一の世界。
熊谷守一の展覧会が開かれている、愛媛県松山市の美術館、
ミウラート・ヴィレッジ。
初期から最晩年まで、およそ 90点が展示されています。

『単純な物こそ美しい』

わが科学の師匠、アルベルト・アインシュタイン(1879~1955年)
の名言ですが、熊谷守一は、まさにそれを体現しています。
何度も何度もくり返しじっと観察したからこそ、描けた絵。
ムダな物を完全にそぎ落とす絵はいわば、「引き算の絵」。

通常は、ここにしわがある、リンゴ何個分など、
細かく細かく足していきます。
熊谷守一さんの作品を直接みた事はありませんが、
いつか、鑑賞しに行きたいものです。

明治生まれですが充分、現代アートです。
自宅が美術館になってしまったのが残念なところです。
熊谷守一がいた庭が完全に残されていたなら――――
アリを探して生きたアートが堪能できたでしょうが、池袋は都会。

税金の関係で難しかったのかも知れません。
庭にも大自然があると痛感させられますし、
観光地や有名な場所にいけば、
名画が生まれるものではないと改めて教えられます。

ふとそんな事を省みながら…………
近くの公園や森を散策したいと思いました。
東間 陽一 Yoichi Azuma


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