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ニュー・シネマ・パラダイス おすすめ映画 巨匠トルナトーレが紡ぐ感動物語


本文には映画の内容が含まれます。
ネタバレNGの方はご注意下さい。

『ニュー・シネマ・パラダイス』

【原題】
 NUOVO CINEMA PARADISO

1989年製作(イタリア、フランス)
1989年12月16日(日本公開)


【監督・脚本】
 ジュゼッペ・トルナトーレ

【製作総指揮】
 ミーノ・バルベラ

【製作】
 フランコ・クリスタルディ

【撮影】
 ブラスコ・ジュラート

【編集】
 マリオ・モッラ

【音楽】
 エンニオ・モリコーネ
 アンドレア・モリコーネ

【出演】
 フィリップ・ノワレ
 ジャック・ペラン
 サルバトーレ・カシオ
 マルコ・レオナルディ

 アニェーゼ・ナーノ
 レオポルド・トリエステ
 ブリジット・フォッセー
 ほか


 名作映画
『ニュー・シネマ・パラダイス』
 感動深まる完全オリジナル版

イタリアの名監督、ジュゼッペ・トルナトーレが脚本も手がけた名作、感動深まるロングバージョン!

『ニュー・シネマ・パラダイス』 完全オリジナル版は初公開版に約51分、60カット追加で3時間近くとなっています。

劇場版と完全版との違いもあり、同じ作品でも、また違った感動があって、『ニュー・シネマ・パラダイス』 の

世界が広がる事でしょう。 『ニュー・シネマ・パラダイス』 オリジナル・サウンドトラック(完全盤) も販売されています。

本作の一層の深い感動と世界観がもたらされます。地上波テレビで断片的に観たのが最初でした。その後

レンタルして完全に鑑賞しました。音楽としんみりする青春感動ストーリー。ロケ地はイタリア・シチリア島。

映画をみて現地を訪れる人も少なくないとか。役者ではなく住民の方々がそのまま出演という自然体。


ほのぼのしたエンニオ・モリコーネの音楽が冴え渡る。シチリア島で青春時代を映写技師として過ごし

ローマへと旅立った中年男サルヴァトーレの話で、少年時代へ回想します。この映画で、下火だった

イタリア映画界が復活したそうです。少年―青年時代と、煌めきを放つ青春映画。シチリア島は各国から

支配を受け、苦難の連続ではなかったか。古代はカルタゴ・ローマ。中世はスペインと様々な文化が入り混じり

形成された島です。シチリアの超有名人といえば、数学者アルキメデスでしょう。鏡を使ってローマの船を燃やしたり

クレーンのような物でローマ船を持ち上げて落とし破壊。果ては、港の水中より杭を突き出し、船底を突き破り浸水。

投石マシーンなど当時シラクサを攻め込んだ将軍は悪夢を見た事でしょう。その後、シチリアがアルキメデスの様な

天才数学者を生まなかったのは
残念でなりません。

「いつか訪ねてみたい」

この島には、そう思わせてくれる美しさがある。珠玉の名作 『マレーナ』 のトルナトーレ監督が紡ぐもう1つの感動物語です。

東間 陽一 Yoichi Azuma







巨匠トルナトーレの名作
ニュー・シネマ・パラダイス