井浦新、伊東敏恵(司会)
毎週日曜 09:00~10:00 放送
翌週日曜 20:00~21:00 再放送
「色と形が奏でる“ハーモニー”
革新の画家・ホイッスラー」
2014年10月19日 放送
2014年10月26日よる 再放送
2015年1月11日 アンコール
2015年1月18日よる アンコール
【出演】 千住明(作曲家)
音楽のようにどこまでも自由に 革新の画家ホイッスラー。ショパンが作曲したノクターン 『夜想曲第2番』 ♪
こうした音楽にロンドン・テムズ川の夜景を重ねた1枚の絵があります。
タイトルは――――
『ノクターン:青と金色-オールド・バターシー・ブリッジ』
描いたのは
ジェームズ・マクニール
・ホイッスラー
(1834―1903年)
彼はこんな言葉を残しています。
「音楽が音の詩であるならば
絵画は視覚の詩である」
ホイッスラーが活躍した 19世紀西洋絵画に変革の波が押し寄せていました。
ホイッスラーは様々な国の芸術に学ぶ中で、日本の美術に傾倒。実験を重ね、古い伝統を打ち破ろうとしました。
追い求めたのは、色や形がハーモニーのように調和する世界。絵画を新たな芸術へと解き放とうとした1人の画家の物語。
井浦 新
「日曜美術館です」
伊東 敏恵
「今日はイギリスで人気の画家 19世紀後半に活躍したジェームズ・マクニール・ホイッスラー。ゲストは作曲家の千住明さんです。宜しくお願いします。お帰りなさいと言うべきか…」
千住 明
「懐かしいですね、このスタジオ。ちょうど1年半位ですかね、バトンタッチして」
★千住明さんが司会をしていた時のことは余りよく憶えていません。録画してみていない時期もありました。
思えば、美大生の時から日曜美術館をみているので、かれこれ 10年以上 日曜美術館みてる事になります。
ま~、飛び飛びで全ての回をきっちり見ている訳ではありませんが、画家の人生もダイジェストで学べるので、
美大生ならびに芸術家を志す者にとって、日曜美術館はバイブル的な存在です。
アート関連本ももっとよく読むべきと、ちょっと反省も。19世紀の状況と今の状況を比べてみると、かなり変わっていますね。
昔は船でやり取りしていたものが、今は情報だけなら光の速さで地球を駆け巡っている目まぐるしい時代。
日本の中心・東京にいなくても、情報だけならインターネットがあれば好きなだけ取り出せます。
機械文明で鋼鉄とコンクリートしかなく殺伐としているのなら、対抗できるのは、九州の美しい自然の姿でしょう。
もっとたくさん回って撮影・写生しないといけないと思っています。師匠がいなくて学べる存在は、自然だと思っています。
もっとがむばらねば!
【関連展覧会】
ホイッスラー展
横浜美術館
2015年3/1(日)まで