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日曜美術館 パウル・クレー 秘密のメッセージ 色彩の詩人 番組感想

本文には番組の内容が含まれます。
ネタバレNGの方はご注意ください。

『日曜美術館』 NHK Eテレ
井浦新、伊東敏恵(司会)

毎週日曜 09:00~10:00 放送
翌週日曜 20:00~21:00 再放送

「パウル・クレー
 秘密のメッセージ」

2015年7月26日 放送
2015年8月2日よる 再放送

【出演】
前田富士男
(慶應義塾大学 名誉教授)

【VTR出演】
若松英輔(批評家) ほか


――輝く色がハーモニーに奏で、神々しい山の姿を浮かび上がらせます。「色彩の詩人」 と呼ばれた

パウル・クレー
(1879―1940年)

その絵は、ただ美しいだけではありません。実は絵の中に、様々な秘密を仕掛けていました。

びっしりと埋め込まれた文字は、何かの暗号でしょうか? 木々が並ぶ風景を回転させると…少女の姿に。

丸や四角でできた顔は人?
それともロボット?

そこには、暴走する国家への痛烈なメッセージが。その企みは時に、常識破り。

少女を描いた、のどかな絵。秘密を探ると、戦慄の場面が浮かび上がりました。

柿沼 万里江 (クレー研究者)
「秘密のヒントになる様な
 ものを作品に組み込んでいる」


――更に画家の死後、半世紀を経て現れた、謎の少女。時を超え、メッセージを語り始めます。クレーが仕掛けた秘密の森。

そこに分け入ると
どんな真実が見えて来るのでしょうか。

井浦 新
「日曜美術館です」

伊東 敏恵
「さあ今日は、20世紀
 抽象絵画の巨匠パウル・クレーです」

井浦 新
「クレーと言えば、印象としてはシンプルな線。あとは、独特な色彩ですよね」


★スイスの画家、美術理論家
 パウル・クレー。

ほのぼのしていて残酷なメッセージが込められているとは、知りませんでした。う~ん…ちょっと怖い(汗)

詳しい経歴を調べてみると、戦争の犠牲者の1人でもある様です。第1次世界大戦を経てナチス政権に虐められた様です。

第1次世界大戦が 1914年なので、2014年は第1次世界大戦勃発後 100年でした。気がつかなかった…

現在は平和になったのかと言うと、到底思えません。テロや事件、自然災害ばかりです。世の中の憤りを、僕も白いキャンバスにぶつけたいものです。

戦争すらロボットが代行する様になれば、もっと恐ろしい時代が幕開けするでしょう。

実際、無人偵察機が武器をつけて攻撃している訳ですから、技術的にはロボットが人殺しをする事も可能となった訳です。

第3次世界大戦はないと僕は踏んでいるのですが、最近のニュースはうんざりする様な話ばかり――

ネットニュースをチェックして行くと暗い気持ちになります。少しでも、平和の祈りを込めて描きたいです。
東間 陽一 Yoichi Azuma


【関連展覧会】
『パウル・クレー
 だれにも ないしょ。』

宇都宮美術館(栃木)
2015年7/5(日)~9/6(日)

[巡回]
兵庫県立美術館
2015年9/19(土)~11/23(月・祝)



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