『日曜美術館』
NHK Eテレ(教育)
毎週日曜 09:00~10:00 放送
翌週日曜 20:00~21:00 再放送
日美40年記念 特別アンコール
「私とルドン 作曲家 武満徹」
2015年08月23日 放送
2015年08月30日よる 再放送
【司会】
井浦新 (俳優/ものづくり集団
『ELNEST CREATIVE ACTIVITY』
ディレクター)
伊東敏恵 (語り兼務/
NHKアナウンサー)
こんやの「日曜美術館」はいかがでしたか?来週の午前9:00~は日美40年記念 特別アンコール「私とルドン 武満徹」、午後8:00~は5月に放送した「大英博物館 人類史への旅」のアンコール放送です。Eテレ #日曜美術館— nhk_bijutsu (@nhk_bijutsu) 2015年8月16日
――ルドンの作品は、見る者はきまって、あの不思議な眼差しにとらわれてしまう。浮遊する
眼球、悲しげな人間の顔。それらは一体、何を見ているのであろうか。ルドンは、自らこう語っている。
『私の独創性は
見えるものの法則を可能な限り
見えないもののために
奉仕させた事であると』
アナウンサー
「今のルドンの作品の中の眼ですが、この眼は一体なにを見ている眼だと、武満さんはお思いになりますか?」
武満 徹
「そうですね…何を見てるんでしょうかね。僕は特別にルドンの研究家でもありませんし、作曲家
としてルドンが好きでいますけど。僕自身いつも、ルドンのああいう眼差しをみると、何を見てる
のかなって自分にいつも問いただしてるんだけど。多分僕はこれは、『記憶の眼差し』 ではないかって思うんですよ」
アナウンサー
「記憶ですか?」
武満 徹
「それはたぶん人類、人間がこの地上に生まれてきて、最初にみた世界の風景とかですね…いわば、『生命の神秘』 っていうか」
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【感想】
ルドンの作品は京都の美術館で鑑賞したことがあったような…記憶違いかも知れませんが…
ボードレール 『悪の華』 の表紙になっていたでしょうか。ダークな感じで、シュールレアリズムの
ような版画。妖怪っぽい版画をつくってみたいものです。現代のパソコン・プリンタは版画機械
のような気がします。気軽に使えるのでないと、お話しにならないと思っています。もっと沢山
絵を描いてプリンタで刷り上げたいものです。ルドンは普仏戦争に従軍したそうで、どうも戦場
の心の傷を癒すために、眼のシリーズがあったような気もする。芸術は、人を癒す力がありますからね。
災害や戦争のココロの傷を癒すのは、豊かな自然とアートがあれば可能なのかも。現在落書
程度のデッサンしか描けてないのが悔しい所(T-T) こういったファンタジーっぽい絵もいいが
まだまだ絵が下手なので、できるだけ現実にあるものを主体にしている。どっぷり浸かると何か
抜け出せなくなるような
こわい気もします…
東間 陽一 Yoichi Azuma
(2017年07月01日 記事改訂)
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