本ページはプロモーションが含まれています

鉄道風景写真Twitter @sieg2039
フォロー時一言あるとありがたいです

TVer(ティーバー) 民放公式テレビ配信サービス

Android アプリ

グラディエーター 剣闘士の死闘を描く、古代ローマ・スペクタクルロマン! 感想


本文には映画の内容が含まれます
知りたくない方はご注意下さい。

『グラディエーター』
 2000年(アメリカ製作)
 2000年06月17日(日本公開)

【原題】
 GLADIATOR

【受賞記録】
 2000年 アカデミー賞 作品賞
 2000年 ゴールデン・グローブ
     作品賞(ドラマ)

【監督】
 リドリー・スコット

【製作】
 デヴィッド・H・フランゾーニ
 ブランコ・ラスティグ
 ダグラス・ウィック

【製作総指揮】
 ローリー・マクドナルド
 ウォルター・F・パークス

【脚本】
 デヴィッド・フランゾーニ
 ジョン・ローガン
 ウィリアム・ニコルソン

【撮影】
 ジョン・マシソン

【音楽】
 ハンス・ジマー

【出演】
 ラッセル・クロウ、ホアキン・フェニックス
 コニー・ニールセン、オリヴァー・リード
 リチャード・ハリス

 デレク・ジャコビ、ジャイモン・フンスー
 デヴィッド・スコフィールド
 トーマス・アラナ他





「他人を自分のように愛しなさい。
 他人が自分ではないと
 思っているなら、それは幻想だ」

【感想】
――古代ローマ帝国時代と比べて、他人に対する愛が、足りない時代になって

いるのではないでしょうか? ラッセル・クロウ演じる、古代ローマ剣闘士の

死闘を描いた『グラディエーター』は、森林の中、ゲルマン人との迫力の戦闘

シーンからはじまる。父親を殺害したコンモドゥス皇帝に忠誠を誓わなかった

将軍・マキシマスは死刑になるところを、命からがら、逃げ出します。瀕死の

マキシマスは奴隷商人に売られ、剣闘士となって、帰る家のない戦いに明け

くれる…というドラマチックな古代スペクタクル・アクション。TBS『日立

世界ふしぎ発見!』(土曜 21:00 放送中)で特集をみて興味がわき、映画館へ

鑑賞しに行った想い出の作品です。近年、『ローマ人物語』(塩野七生著)を

読破して、少しはローマ史を頭に入れていますが、きっちり史実通りではない

ものの、ビジュアル的に古代ローマ帝国を体験できる名作です! 冒頭の戦闘

シーンもかなり作り込んであり、コロッセウム戦闘シーンは迫力で血が滾る!





衣装デザインは忠実に再現してあります。マキシマスの仮面は、少々不格好な

感が否めませんが、俳優すべてに古代ローマ時代の衣装を1つ1つ作るのには

大変な労力がかかった事でしょう。近年では、『アバター』などにも見られる

ように、CG映像の進歩には目を見張ります。10~20年後には「こんなのは、

大したことがない」と未来の人間は言うかも知れませんが、時間が経っても、

色褪せないものは何かと言えば、やはり、俳優の素晴らしい演技でしょう――

ラッセル・クロウの名演技が、2時間楽しめます。『アバター』で3D元年を

迎えている、今日このごろ。『マトリックス』『ロード・オブ・ザ・リング』

『アバター』。時代の流れとともに、CGテクノロジーは進歩していますが…

どれだけリアルに人間のCGを作っても、生身の人間の演技なしには、映画は

成り立たないでしょう。

東間 陽一 Yoichi Azuma
SIEG2039


(2017年12月05日更新)