本文には番組の内容が含まれます。
ネタバレNGの方はご注意ください。
『日曜美術館』 NHK Eテレ
井浦新、伊東敏恵(司会)
毎週日曜 09:00~10:00 放送
翌週日曜 20:00~21:00 再放送
「夢の富士山 傑作10選
~巨匠たちの知られざる物語~」
2013年7月28日 放送
【出演】
ロバート・キャンベル
(東京大学教授)
【VTR出演】
山口晃(画家)
佐藤可士和(デザイナー)
――『日曜美術館』 (1976年4月11日放送開始~)は、美術の専門家、有識者の方々が出演する、美術の教養番組です。
今年で 37年目の長寿番組。ときには思わぬサプライズゲストも☆ ラファエロの回(2013年5月12日放送)では
日本 ⇔ 古代ローマのタイムスリップ風呂漫画 『テルマエ・ロマエ』 の作者、ヤマザキマリさん(漫画家)が出演。
井浦新さん&伊東敏恵さんの司会も大好きで、毎週日曜の朝が楽しみの、ブログ管理人みゆです♪
いつもは特定の巨匠や画家を特集するのですが、今回は趣向が違ってて、それもまた興味深いな~と鑑賞しました。
今回は、わが国日本の霊峰
「富士山」!!
日本を代表する巨匠達が、富士をテーマに描いた絵画の特集。女流画家、片岡球子が描いた富士の作品を紹介します。
富士 片岡球子
片岡 球子
(かたおか・たまこ
1905~ 2008年)
昭和・平成時代に活躍した日本の女流画家(日本芸術院会員・文化功労者・文化勲章受章者)。
病に倒れ、療養に努めながら現役画家を続けていた片岡球子は、103歳でこの世を去りました。
彼女の富士の描き方は、独特です。スケッチブックを開いて、マジックで豪快に描く。
富士の頂を彩るかすかな雪を、指につけた絵の具で塗り重ねていく。現地でスケッチした絵を元に、創作するのです。
完成した日本画は、大胆な色づかい! 富士山に献花された、咲き誇る花々の鮮やかさ!
富士に 「描かせてもらった」 という感謝の気持ちが、花々には込められているのだという球子の言葉が印象的でした。
型破りな力強い構成。自分の信念を貫いた創作を続けた、球子だけにしか描けない、富士山です。
葛飾北斎を心の師と仰ぐ
女流画家、片岡球子
片岡球子さんの日本画の複製画がインターネットでも販売されてます。大胆で華やか、情熱の富士。球子の富士です。
みゆ