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『マトリックス・リローデッド』
【原題】
THE MATRIX RELOADED
2003年製作(アメリカ)
2003年6月7日(日本公開)
【監督・脚本】
ラナ・ウォシャウスキー
アンディー・ウォシャウスキー
(姉弟)
ラリー・ウォシャウスキー
【製作総指揮】
ラナ・ウォシャウスキー
アンディー・ウォシャウスキー
(姉弟)
ラリー・ウォシャウスキー
ブルース・バーマン
グランド・ヒル
【撮影】
ビル・ポープ
【音楽】
ドン・デイヴィス
【出演】
キアヌ・リーブス
ローレンス・フィッシュバーン
キャリー=アン・モス
ヒューゴ・ウィービング
ジェイダ・ピンケット=スミス
モニカ・ベルッチ
ハロルド・ペリノー・ジュニア
マット・マッコーム
マトリックス続編
リローデッド(呼び覚ませ)
『マトリックス・リローデッド』
―電脳世界Ⅲ
サントラ収録のエンディング曲 『Calm Like A Bomb』 も人気です。大量コピーされたエージェントスミスとのバトル
高速道路を数キロ本当に作って、カーチェイスなどのアクション、カーアクション、てんこ盛り(興奮)!!
クール・カンフー・アクションが冴えています。不景気のせいか最近は、こういったチャレンジした映画が
何となく減ったような気がします。キアヌ・リーブスの出世作ではありますが、こういった作品が減ったのは
残念ほかなりません。VFXの技術がふんだんに使われ、「革命」 とまで言われています。CG技術は今はもう
これ以上進化はない様です。というのも、水の流れる繊細かつ微妙な表現も可能になり、大金があれば
何でも作れるようになった様です。映画の成功にストーリーは関係ないとする、米ウォルト・ディズニー重役の
発言が物議を醸した事があり、あながち否定できないものがあります。飛行場に数キロ、架空の高速道路を
造るのには莫大なお金と労力、時間がかかりますし、『マトリックス・リローデッド』 のカーチェイス・シーンを観たら、誰も文句が言えません。
アメリカン・ドリーム健在
未来地下都市が築かれる?!
事実、製作費 1億5000万ドル、(現在、1ドル98円なので) 147億円かかった計算。リスクが大き過ぎて
日本では作れないでしょう。回収不能になれば大問題になるので、日本の銀行となれば絶対に貸さないでしょう。
そういった意味でもやはり、アメリカン・ドリームは健在です。CGはリアルになり、ゲームでずっと遊んでいる
若者も増えました。危惧しているのは、サイバー空間がますます拡充し、1日中ネット漬けになる事です。
体力は低下してしまい、病気になる人も増える事でしょう。ザイオンは地下に作られています。
近年、地球温暖化の影響で、台風・ゲリラ豪雨・地震と、天変地異が続いています。いずれ、都市は
地下に築かれる事になるのでしょうか。かつて楽園を追放されたように、地上から人間が追い出されないか
本当に心配しています。マトリックス・シリーズではラストシーンを除き、植物がすべて映されていません。
「自然に還れ」
とありますが――
母なる自然を大事に
していきたいものです。
東間 陽一 Yoichi Azuma
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マトリックス・シリーズ
マトリックス・リローデッド!