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『A.I.』
2001年アメリカ製作
2001年6月30日/日本公開
【原題】
ARTIFICIAL INTELLIGENCE:AI
【原作】
ブライアン・オールディス
【監督・脚本・製作】
スティーブン・スピルバーグ
【出演】
ハーレイ・ジョエル・オスメント
フランシス・オコナー
ジュード・ロウ
サム・ロバーズ
ブレンダン・グリーソン 他
Amazon Prime Video
【スピルバーグ×キューブリック合作
母性 ― ヒトとロボット】
『A.I.』近未来ロボットSF。脚本は泣く子も黙る、故スタンリー・キューブリック。
キューブリック氏が亡くなったため、スティーブン・スピルバーグ監督指揮のもと製作。
ピノキオがモチーフとされていて、人類の相棒となるべきロボットとの関係をドラマチックに描いています。
ギリギリまで映画情報が隠されてたようです。キューブリック脚本と聞き『A.I.』気になり、映画館に観に行きました。
アメリカでヒットせず日本でヒットした映画。『A.I.』は母性が強く打ち出されているので、当然かも。
スピルバーグ×キューブリック合作とも言うべき作品で、とても繊細に作ってあります。
科学が進歩すれば、同時にロボットも相当に進化して、人間と一緒に暮らすのも時間の問題でしょう。
メイドロボットも考えられ、妻と一緒に暮らす家庭も出てくるでしょう。妻を持たずに
女性型ロボットと暮らす独身男性も考えられる。現在2013年だが、20~30年後は考えもしなかった。時代の到来を予感させる映画『A.I.』。
iPS細胞の研究などが進めばいずれ、ヒトとロボットが融合するサイボーグ人間誕生の時代が訪れるかも知れない。
【ロボット革命時代
人間は機械に支配されるのか】
介護もロボット。コンビニの店員もロボット。先進国は少子高齢化で、社会を支えるヒトが減れば、機械で補うことは自然の流れかも知れない。
NHK『クローズアップ現代』でロボット兵器の問題を扱ってましたが、思ったより進んでてビックリしました。
先進国同士では戦争は起きにくくなっているけれど、いずれ、ロボット兵団同士の戦闘も起きるでしょう。
せっかく作ったもので互いを滅ぼし合うのは非常に残念なことだと言えます。
インターネット元年が1995年だとするなら、次に来るのがロボット革命でしょう。
日本の工場ではかなりロボットが導入されています。アームロボット工場の安川電機の工場を見学したことがあります。
随分以前なので工場の様子はよく思い出せなくなってますが、車の溶接のロボットでは安川電機のロボットは外せません。
キャノンでは全て自動工場ができたという話も聞いたことがある。単純労働はロボットに任せて、ヒトはロボットに出来ないこと…
ずばり、クリエイト=創造する仕事をすべきです! そうすれば、ロボット同士が滅ぼし合うなど残念な世の中にならなくて済むのです。
東間 陽一 Yoichi Azuma
sieg2039
2013.11.04 公開
2015.06.01 移転
2019.07.24 更新