エドヴァルド・ムンク
(1863―1944年)
ベルセルク(狂戦士)の画家。
もはや説明不要な画家ではありますが。展覧会に行った事があります。家族を若いうちに失い、狂気に
呑まれることなく闘った画家です。展覧会に行ったのが随分前で、あの 『叫び』 があったのかどうか
記憶が曖昧になって来ましたが、吸血鬼の版画がよかったです。かなり暗くダークな作品が多いのですが
世界大戦の時代を生きた人々には、当然の事かもしれません。特に、ドイツ・ベルリンで 1892年にあの
『叫び』 の構想がでて来たのも、ドイツの暗い未来を予言したような気もします。後の時代の僕からみたら
何とでも言えてしまいますが。あのユング(1875―1961年)も、世界大戦前に不吉なビジョンを見たと聞いた事がある。
――日本でも、震災前に心霊写真 「アステカの祭壇」 と不気味な写真をみた事があります。大きな
厄災や災害前はいわゆる、霊界アンテナ感度が高い人がビジョンを一先に受信できるかも知れません。
ムンクは狂気にすべて身を委ねず必死に生きたからこそ、80歳という長寿を達成できたのかも知れない。
晩年は穏やかな絵画であったので、世界大戦は第2次世界大戦で終わりと思いたいものです。愛と死、そして
「狂気の嵐」 を
生き抜いた男に乾杯!
東間 陽一 Yoichi Azuma
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