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NHK 日曜美術館 春、こころの桜 日本画家・奥村土牛 感想その1

『日曜美術館』 NHK
「春、こころの桜
 日本画家・奥村土牛」

2014年4月27日 放送
2014年5月4日よる 再放送

【出演】
三好和義(写真家)

【VTR出演】
奥村正(土牛三男)
山崎妙子(山種美術館館長)

草薙奈津子(平塚市美術館館長)
西田俊英(日本画家)


――京都 醍醐寺。豊臣秀吉(1537~98年)が盛大な花見を開いた桜の名所。その中に一際、多くの人々が集まる銘木がある。

樹齢 150年以上と言われる三宝院のしだれ桜。その美しさに心打たれ、1人の画家が歴史に残る傑作を描きました。

春の日差しを浴び、満開を誇るしだれ桜。透けるように淡いピンクの花から春の香りが漂ってきます。描いたのは

奥村 土牛
(とぎゅう 1889~1990年)

101歳で亡くなる最期の日まで筆を握り探究を続けました。この絵には、日本画の常識を覆す、独自の技法が秘められています。

よく見ると花弁の輪郭が曖昧で、1枚1枚、溶けあう様です。


★奥村土牛は 『醍醐』 完成までに実に 10年もの歳月をかけ、桜の名所に赴き写生を行ったそうです。『日曜美術館』 では

1972年・山種美術館蔵の 『醍醐』 が登場。薄い色を 100回以上も塗り重ねて行くという奥村土牛ならではの技法には驚かされます!!

現代日本画壇、最高峰に位置した代表的な日本画家・奥村土牛。天下一の桜、名画 『醍醐』 に迫る(その2へ続く)。 
東間 陽一 Yoichi Azuma




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