日本初!!
ユネスコ記憶遺産(世界の記憶)
登録を受けた炭鉱画
福岡出身の炭鉱労働者
炭鉱記録画家
山本作兵衛(1892―1984年)
行くかどうか迷った展覧会でしたが、月1博多に来ているので、とりあえず回れるだけ回るのが筋でした(笑)
山本作兵衛さんだけの展示かと思っていたら、当時使っていた資料も展示してあったので、とても勉強になりました。
上映していたフィルムは機械化が進んだ時代のもので、山本作兵衛さんが記録した絵は 「炭鉱の原点」 とも言うべき、いわゆる手掘り時代が主流でした。
当時フィルムを残す事はしていなかったようで、手掘り時代の生き証人とも言うべき素晴らしい絵でした。
明治の人なので難しい言い回しが多いかと思ってたら、今の人でもちゃんと読める文章。当時の様子がうかがえる。展覧会に来ている客層は年配の人が多かったです。
子どもさん連れは少なかったですが、これは仕方ない。明治の先人が頑張ってくれたからコンビニでおにぎりパンを頬張り、高級車を乗り回す事が出来ると思っています。
エネルギーは石炭から石油、そして原子力と来ている訳だが、資本主義とエネルギーの問題は切っても切れない関係ではある。
熱エネルギーで風呂を沸かしから鋼鉄所の精錬まで幅広く使われているが、エネルギーを使えば使う程、CO2や熱が出ます。
昔はどうもなかったのでしょうが、どんどん地球が暖かくなって、スーパー台風や豪雨被害が相次ぐ訳であります。
地震は耐震化で何とかなるが、スーパー台風の被害を受けない家づくりは大変に。フィリピンを襲ったスーパー台風が日本を襲うのは時間の問題と思っています。
明治の先人達はとても素晴らしい。
でも、結果として、地球世界全体で言うとどういう現象を起こすのかをよく考える必要があります。
アメリカ先住民は、7代先の事を考えて行動するそうです。いま私達に求められているのは、せめて、孫の世代の事を考えて動きたい、という事です。
世界が認める世界記憶遺産をじかに鑑賞できて本当にラッキーでした。博多に戻る時は時間の許す限り展覧会を回りたい。
【関連展覧会】
福岡市博物館 開館25周年記念
世界記憶遺産・山本作兵衛の世界
~記憶の坑道~
2015年6/6(土)~7/26(日)
福岡市博物館 特別展示室