東京旅行で最終日鉄板の
国立新美術館へ!
フランスの画家・彫刻家・映像作家
ニキ・ド・サンファル
Niki de Saint Phalle(1930―2002)
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【感想】
ぽよぽよした妊婦さんのような姿が特徴のニキさんですが、僕にとっては、身近な彫刻家でした。
というのも、福岡ヤフオクドームの傍に、ニキさんの彫刻が飾ってあるからです。
展示はニキさんの生涯順
初期作品からの展示!
ぽよぽよして、かわいいイメージばかりだったのですが、初期の作品が病んだものばかりで驚きました。
展覧会のVTRによると、11歳のときに父親から性的虐待を受けたようで、心の傷を吐きだすような作品。
ニキさんの父親は銀行家で、世界恐慌で仕事と全財産を失ったようです。
父親に対する怒り、男に対する怒り、世間に対する怒り。マグマのような怒りのエネルギーを全てキャンバスにぶつけてた。
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「射撃絵画」で一躍有名に。
VTRには度胆を抜かれた。
ペンキの入った缶や卵をキャンバスに取り付け、それを観客の目前でバンバン射撃したVTRが展示。
草間彌生さんといい、病を乗り越えた女流芸術家にはパワフルな人が多い。
心理学者の河合隼雄さんが、傷ついた人が癒されて復活するプロセスは素晴らしいと仰っていたが、正にその通りでした。
憤怒から女性への賛辞に移り
そして、宗教にたどり着く――
壮大なドラマが楽しめる、お釣りがくる展覧会、眠気がぶっ飛びました。
一部撮影可。
カメラ持参で入場がおすすめ。
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19日(土)、深見東州先生の武道館単独!コンサートにも参加しました。
日本武道館にも行ったのですが、大きな感動渦巻くコンサートでした!
尊敬する深見先生が
自身の著書で仰っている
死んでから持って行けるものは3つ。
信仰、芸術、学問。
という内容を想い出しました。
なので、やたらと貯金やモノに走るより、美術館や博物館、映画やアニメの鑑賞に力を入れたい。
心を病み自殺して終わった可能性もニキさんの人生にはあったかも知れない訳です。
何もしなくてもいいからとりあえず、「生きる」というのはとても大事なことのようです。
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冷房が強いので冷え性の方はジャケットを着て入ることを、おすすめします。
う~ん、国立新美術館の
ちょっとした欠点なのか?
とにかく寒い、エントランスと室内の温度ギャップが激しいのかも(汗)
室内入口にエアーカーテンを設置すれば解決するかも知れませんが。
ま~今度行った時に
意見箱に入れてみます^^;
東間 陽一 Yoichi Azuma
sieg2039
2015.09.22 初回更新
2018.07.03 更新
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【秋の美術館めぐり】
9/18(金)鑑賞
クレオパトラとエジプトの王妃展
7/11(土)―9/23(水・祝)
東京国立博物館 平成館
(台東区上野公園)
9/18(金)鑑賞
メカニックデザイナー 大河原邦男展
8/8(土)―9/27(日)
上野の森美術館
(台東区上野公園)
9/19(土)鑑賞
マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展
9/19(土)―12/13(日)
東京都美術館
(台東区上野公園)
9/20(日)鑑賞
ニキ・ド・サンファル展
9/18(金)―12/14(月)
国立新美術館
(港区六本木)
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