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『日曜美術館』 NHK Eテレ
井浦新、伊東敏恵(司会)
毎週日曜 09:00~10:00 放送
翌週日曜 20:00~21:00 再放送
「画伯!あなたの正体は?
ドキュメント・山口晃」
2015年4月19日 放送
2015年4月26日よる 再放送
アンコール
2015年8月9日 放送
2015年8月16日よる 再放送
【出演】
山口晃(画家)
――何処かの貴族か、はたまた武士か。いいえ、現代を生きる画家です。山口晃(45歳)。
描き出すのは過去、現在、そして未来とまるで時空をさまようような奇想天外な世界。一体、いつの時代の電信柱でしょうか。
そんな不思議な作品が生まれるアトリエに、半年に渡って密着しました。新しい境地に挑む大作。その一筆一筆を見つめます。
気鋭の画家、山口晃。その正体とは?
井浦 新
「日曜美術館です」
伊東 敏恵
「茨城県水戸市にある水戸芸術館に、今回はやって来ました。今ここで開かれているのが、山口晃さんの展覧会です(2015年5月17日終了)。
さあ、山口さんご本人に
今日は来て頂きました」
山口 晃
「こんにちは」
伊東 敏恵
「よろしくお願いします。本当に楽しみにしていました。作品を創っている画家の方、ご本人に色々聞くチャンスというのは中々ないので」
山口 晃
「そうなんですよね。本当はあんまり、作品と一緒に喋りたくないんですけどね」
伊東 敏恵
「どうしてです?」
山口 晃
「威張った事いえないじゃないですか。威張った事いって、こんな絵描いてる人が? なんてなると、何も言えなくなっちゃいますので」
★僕もいつか、大きい箱(美術館)で個展をやってみたいものです。カネを出せば出来なくもないですが、ま~来場者が少ないと大損なので
小さめのギャラリーからスタートでしょう。大きいキャンバスを描いているのを見ると、心が揺れます。
魂の叫びを白いキャンバスにぶつけたい衝動を、数年間苦しめている様な気がしますねぇ。新進気鋭の画家さんの制作現場を観れる貴重な回。
大都会で育った絵描きさんはやはり、精密な絵の人が多いですね。現物は上野の森美術館でみた事があった様な気がします。違うかな?
東京藝術大学のサイトを調べてみると、ギャラリーはある様でした。うーん、観に行くかどうか迷う所です。
今年はスカイツリーにも登りたいのですが。山口晃さんは建築デザインをやって貰ったら、非常にユニークな設計をしてくれそうです。
無茶苦茶で支離滅裂な建物があったら、ちょっと楽しい気がします。今はどこか殺気に満ち、攻撃的でゆとりの無い人が増えたよ様な気が。
油絵で建物は結構あるので、それをCGで再現すると新しい発見があるかも知れません。ブリューゲルの 『バベルの塔』 の完成に近い絵を
CGアニメ化した事がありましたが、とても楽しかったです。疲れましたが楽しかったですねぇ。
ユーモアに満ちた楽しい芸術を、もっと沢山生み出したいものです。
東間 陽一 Yoichi Azuma