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NHK 日曜美術館 ルネサンスの巨人・ボッティチェリ 惣領冬実 番組感想


『日曜美術館』
 NHK Eテレ(教育)

 毎週日曜 09:00―10:00 放送
 翌週日曜 20:00―21:00 再放送


「女神の瞳に秘めた謎
 ルネサンスの巨人・ボッティチェリ」

 2015年04月26日 放送
 2015年05月03日よる 再放送

【出演】

【司会】
 井浦新 (俳優/ものづくり集団
『ELNEST CREATIVE ACTIVITY』
 ディレクター)

 伊東敏恵 (語り兼務/
 NHKアナウンサー)

【ゲスト】
 中野京子(作家・ドイツ文学者)
 布施英利(美術評論家)
 惣領冬実(漫画家)
 ほか


【番組内容】
――大きな貝殻に乗り、うららかな春の岸辺に現れた愛と美の女神。

ルネサンスを代表するイタリアの画家ボッティチェリの傑作『ヴィーナスの誕生』。

ボッティチェリは生涯
聖母や女神を描き続けました。

サンドロ・ボッティチェリ
(1445―1510)

春の楽園で舞い踊り
喜びを歌う女神たち。

ところが
その表情をみると不思議です。

女性
「悲しそう」

男性
「物思いに沈んでいる様だね」

女性
「メランコリックな雰囲気を感じるわ」

――どこか物憂げな女神たち。

それは、ルネサンスという美の革命に挑んだボッティチェリの挑戦でした。

女神の姿には絵に命を宿す
様々な仕掛けが秘められています。

布施 英利
「体の構造としては、極端すぎるぐらい首を曲げています。実はこれが、ある心の表現ってのをやっていると」

惣領 冬実
「すごく、この女性の魅力的なものに取りつかれているような。今でいう、『萌え絵』ですかね」

――謎多きボッティチェリの女神たち。

その瞳の奥にある世界を
のぞいてみましょう。

井浦 新
「日曜美術館です」

伊東 敏恵
「今日は 15世紀後半、イタリア・フィレンツェで活躍したボッティチェリです。

あの『ヴィーナスの誕生』は多くの人が知ってるという作品になりますよね、きっと」


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【感想】
教科書でルネサンスの項目では、ダ・ヴィンチの絵かボッティチェリの絵、もしくは、ミケランジェロの絵。

この3人の絵画が必ず入ります。

ヨーロッパ近代の幕開けはやはり
ルネサンスでしょう。

ボッティチェリの展覧会の時、知人が東京へ行くということだったので、とても羨ましかった…

生ボッティチェリ
いつか拝みたいものです!

ビザンティン帝国が滅び古代の書物が放たれて、ルネサンスと繋がる訳です。

国が滅んでも、それが新しい芽となることは、歴史で多々ありますね。

ボッティチェリの自画像を画集で見たことがありますが、高飛車でナルシストの空気を感じ、そして、どこか寂しがりのような気がした。

う~ん…
僕と似ているかも?(笑)

現代は似たような
状況にあると思っています。

IT革命によって
光の速さで情報が飛び交う時代。

本は次々と電子書籍化され、ドンドン値段が下がっていくと思います。

最近のニュースで、出版業界の売上が5年間で1兆 2500億円減と聞いた。

1年間で 2500億円
売上減の計算です。

今後ライバル会社同士で合併、小さい会社は完全に消えて行くことでしょう。




しかし、電子書籍のみで出版する新しいタイプの会社が生まれてくれば別。

ネットでは大小関係ないので、零細企業でも、チャンスは大いにある。

出版業界では戦国時代に突入し、予想を超える大きな流れができるかも。

例えば分厚い専門書でも、電子書籍になれば持ち運びに不便することはない。

スマートフォンでは読みにくくてもパソコン、iPad、Kindle ではサクサク読める。

子どもでも専門書をたくさん読破する技術はないだろうが、知識だけなら多く持ってる子どもが育つのも予想できる。

中には、知識を利用して悪いことをしたりする子もいるだろうが、ちゃんと社会に役立つことを生み出せる子もいると信じている。

そうした意味で、1995年は IT革命の記念すべき年かも知れませんね。

現代を生きる我々はルネサンスと同じ革命の只中――そう思うと凄くワクワクする。

レオナルド・ダ・ヴィンチやボッティチェリと同じような時代に生きてることを面白く、楽しまないと損でしょう。

東間 陽一 Yoichi Azuma


(2018.05.22 更新)


【関連展覧会】
「ボッティチェリとルネサンス
 フィレンツェの富と美」

 2015.03.21―06.28
 Bunkamura ザ・ミュージアム
(東京・渋谷)



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