アフガニスタンと言えば
故・ビンラディン氏が潜む
— 東間 陽一 (@SIEG2039) 2016, 3月 10
内戦で荒れた山岳地帯の国
とのイメージしか無かったのですが…
パンフレットの品々が素晴らしく観賞しに行きました。人は少なめかな? と思ってたら、結構
お客さん多かったです。ギメ国立東洋美術館(仏)、メトロポリタン美術館(米)、大英博物館(英)
と名だたる美術館・博物館の巡回展で驚き! それが、田舎の九州で観賞できるのは本当に
ラッキーでした! ありがとう Kyushu National Museum! やはり、黄金というのは、時代を
超えて人々を惹きつける様です。キラキラの黄金と、美しい彫刻を観賞するとリッチになった
気分が味わえます。銃弾の飛びかう中、命がけで国宝を守りぬいた館員さんたちには、頭が
下がります。どうも盗品が日本にも流れついたようで、困ったものです。日本画家・教育者の
平山郁夫さんが保護活動に当たられたようです。軍隊ですから、支配地域をすきに略奪する
のが商売だから、仕方ないといえば、仕方ないのですが。入口で思ったのですが。「破壊」 と
「創造」 は表裏一体。破壊された後、また新しいものが生まれゆく様な気がします。同じものを
また作ってもいいし、新しいものを生み出していいようにも思えます。 エジプトも太陽神ラーの
一神教の宗教改革のとき相当彫刻を破壊した。日本も明治時代、廃仏毀釈で仏像を結構破壊。
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なるべく保存すべきでしょうがモノである以上、風化するのは防げません。自然災害や火災で
破壊される事もあります。だから、最近では、古くて良いものが多い展覧会を優先的に観賞。
いつ無くなるか分からないし、展覧会は一期一会。おなじ展覧会は時間がたてば別だが、余り
無い。でも、映画 『スター・ウォーズ』 をみたい気持ちも、あります(笑) いくら時間があっても
足りませんねぇ。1番良かったのは、やはり、「ゼウス神像左足断片」。足先しかありませんが
神々しいものを感じました。こういった彫刻が彫れたらなぁと、つくづく思うばかり。腕が一流な
だけでは神々しい彫刻は創れません。一流の腕と信仰心があるからこそ、神々しい彫刻が創れるのです。
貴重品ばかりを集めた展覧会
ぜひ、足を運びましょう。
東間 陽一 Yoichi Azuma
(2017年06月30日 記事改訂)
【関連展覧会】
九州国立博物館
開館10周年記念特別展
『黄金のアフガニスタン
守りぬかれたシルクロードの秘宝』
2016年01月01日(金・祝)
~2016年02月14日(日)
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