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九州国立博物館 黄金のアフガニスタン ゼウス神像左足断片 感想


アフガニスタンと言えば
故・ビンラディン氏が潜む



内戦で荒れた山岳地帯の国
とのイメージしか無かったのですが…

パンフレットの品々が素晴らしく観賞しに行きました。人は少なめかな? と思ってたら、結構

お客さん多かったです。ギメ国立東洋美術館(仏)、メトロポリタン美術館(米)、大英博物館(英)

と名だたる美術館・博物館の巡回展で驚き! それが、田舎の九州で観賞できるのは本当に

ラッキーでした! ありがとう Kyushu National Museum! やはり、黄金というのは、時代を

超えて人々を惹きつける様です。キラキラの黄金と、美しい彫刻を観賞するとリッチになった

気分が味わえます。銃弾の飛びかう中、命がけで国宝を守りぬいた館員さんたちには、頭が

下がります。どうも盗品が日本にも流れついたようで、困ったものです。日本画家・教育者の

平山郁夫さんが保護活動に当たられたようです。軍隊ですから、支配地域をすきに略奪する

のが商売だから、仕方ないといえば、仕方ないのですが。入口で思ったのですが。「破壊」 と

「創造」 は表裏一体。破壊された後、また新しいものが生まれゆく様な気がします。同じものを

また作ってもいいし、新しいものを生み出していいようにも思えます。 エジプトも太陽神ラーの

一神教の宗教改革のとき相当彫刻を破壊した。日本も明治時代、廃仏毀釈で仏像を結構破壊。





なるべく保存すべきでしょうがモノである以上、風化するのは防げません。自然災害や火災で

破壊される事もあります。だから、最近では、古くて良いものが多い展覧会を優先的に観賞。

いつ無くなるか分からないし、展覧会は一期一会。おなじ展覧会は時間がたてば別だが、余り

無い。でも、映画 『スター・ウォーズ』 をみたい気持ちも、あります(笑) いくら時間があっても

足りませんねぇ。1番良かったのは、やはり、「ゼウス神像左足断片」。足先しかありませんが

神々しいものを感じました。こういった彫刻が彫れたらなぁと、つくづく思うばかり。腕が一流な

だけでは神々しい彫刻は創れません。一流の腕と信仰心があるからこそ、神々しい彫刻が創れるのです。

貴重品ばかりを集めた展覧会
ぜひ、足を運びましょう。

東間 陽一 Yoichi Azuma

(2017年06月30日 記事改訂)



【関連展覧会】
 九州国立博物館
 開館10周年記念特別展

『黄金のアフガニスタン
 守りぬかれたシルクロードの秘宝』

 2016年01月01日(金・祝)
~2016年02月14日(日)



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