『日曜美術館』
NHK Eテレ(教育)
毎週日曜 09:00~10:00 放送
翌週日曜 20:00~21:00 再放送
「熱烈!傑作ダンギ
若冲(じゃくちゅう)」
2016年04月10日
09:00~09:45 放送
2016年04月17日
20:00~20:45 再放送
【司会】
井浦新(俳優/ものづくり集団
『ELNEST CREATIVE ACTIVITY』
ディレクター)
伊東敏恵(語り兼務)
(NHKアナウンサー)
【出演】
辻惟雄 (美術史家)
杏子 (歌手)
挾土秀平 (左官)
伊東 敏恵
「『日曜美術館』 は 40周年を迎えました。新たな気持ちで、絵の素晴らしさを掘り下げていきます」
井浦 新
「40周年
記念すべき第1回目は
今や大人気となっている
あの絵師です」
――来る展覧会を告げる、華やかなポスター。続々と出版される関連書籍。そう、江戸の天才絵師
伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう 1716―1800)です。今年は生誕 300年。まさに若冲イヤー。若冲は命の姿を鮮やかに
超精密に描きました…と思いきや、鶏が見上げているのは、虻。ユーモアあふれる水墨画も。更には
金の壁面を、艶やかな花で埋めつくす、装飾の極み。変幻自在の若冲ワールド。その魅力とは?
若冲を愛してやまない3人が、熱い思いをぶつけ合います。元 「BARBEE BOYS」 のボーカルとして
80年代から活躍し続ける
ロックシンガー杏子さん。
アグレッシブな若冲に
惹かれています。
杏子
「まだ見ぬもの、まだ見ぬ世界を、描きたいというエネルギーが、それこそ、若冲のような気がして」
若冲を世に知らしめた
辻惟雄さん――
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★ 伊藤若冲の作品は九州国立博物館で鑑賞しました。細かい仕事で、職人気質あふれる絵でした。
気難しい職人のような気がして、それで、お弟子さんがいなかったような気もします。もし弟子が10人位いたら
伊藤派のような流派ができていたのかも…いま展覧会を開いたら、満員御礼がでる日本画家でしょう。
『鳥獣花木図屏風』 を動かしたらおもしろそうです。古典絵画を動かすという実験を、やってみたい気になる^^
伊藤若冲の作品をみると、動物園に行きたくなります。熊本市動物園はまだ閉まっているので、福岡市動物園
しかないですね。最近は秋が短いので中々、外での活動が大変です。写真からだとやはり、生命力がこもらない
ものが。毎日動物園に通うのも、ちょっと難しいものがあります。毎日絵を描いて暮らせたら幸せですねぇ。
短大のときの教授が、「ヨーロッパは描きこみが凄い、時間がかかる」 みたいな事を仰っていたのですが
日本の画家も、負けていないような気がします。人工知能に、伊藤若冲の絵をおぼえさせて、新作を
作るとしたらどんな絵になるのか、ちょっと興味が湧きます。画家もひょっとしたら、失業する時代が
来るのかもしれません。商業デザインを人工知能にやらせてみたらどうなるのかも、興味が湧きます。
以前、マツコロイドにテレビショッピングをさせてみる実験をTVでやってましたが、何とか人間が勝った
みたいな事になってた。例えば、人工知能が作ったデザインと、人間がデザインした商品では、告知せずに
売り出し、どちらが沢山売れるだろうかみたいな…過去の画家が現代に蘇る、壮大な実験もなされるかも?
レオナルド・ダ・ヴィンチの新作も鑑賞したいものです。まさに、21世紀――20世紀、「神」 は死んで
21世紀、人は神になろうと
しているのかも知れない。
東間 陽一 Yoichi Azuma
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