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日曜美術館 1945年 黒の黙示録 香月泰男 丸木位里・俊 川田喜久治 感想


『日曜美術館』
 NHK Eテレ(教育)

 毎週日曜 09:00~10:00 放送
 翌週日曜 20:00~21:00 再放送

「1945年 黒の黙示録
 香月泰男
 丸木位里・俊
 川田喜久治」

 2016年10月16日
 09:00~09:45 放送

 2016年10月23日
 20:00~20:45 再放送
 
【司会】
 井浦新(俳優/ものづくり集団
『ELNEST CREATIVE ACTIVITY』
 ディレクター)

 伊東敏恵(語り兼務)
 (NHKアナウンサー)

【ゲスト】
 小栗康平 (映画監督)
 土方明司
 (平塚市美術館 館長代理)

【出演】
 川田喜久治 (写真家)
 岡村幸宣
 (原爆の図 丸木美術館 学芸員)




――戦後を代表する3つのシリーズが初めて、一堂に会しました(平塚市美術館・神奈川県)。

黒い色がいっぱいに広がる油絵。モノクロームの黒が際立つ写真。屏風に水墨で描き出された、黒々とした人の群れ。

いずれも、1945年。
敗戦といういくさの果てから
生まれました。

平塚市美術館 館長代理
土方 明司
「発表された当時から非常に衝撃をもって受けとめられて、半ばもう、伝説化している作品群なんですね。

現在の視点でこの3つのシリーズを改めて見直すという事が、ひいては、戦争という、その時代の

大きな悲劇を考える事にも
通じるんではないかと思います」

――香月泰男(1911―74)。兵士として自ら体験した、戦争と抑留の記憶を、シベリアシリーズとして描き続けました。

57点の作品群。その多くは、『黒』 が画面を支配。苛烈を極めた日々が深く刻み込まれています。

丸木位里(1901―95)・俊(1912―2000)夫妻。原子爆弾による、未曾有の惨状を描いた画家です。




★ 学生の時、熊本か大分で、戦争体験の絵がたくさんあった美術館のような場所を、今になって必死で

探しているのですが、見つかりませんでした。よ~く調べてみると、阿蘇小国町の坂本善三美術館のようでした。

ストリートビューで確認しても、間違いありませんでした。同じ敷地に新しい建物が立っていたので

ちょっとピンときませんでした。学生時代、研修で行った際には、戦争体験を絵にした展示でしたね。

自分の生存中、日本が直接関わる戦争があるかどうか分からないが、平和な時代は一応、続いている。

祖父は満洲で鉄道員をしていて、現地召集で兵士となり、ロシアのシベリアから命からがら帰ったようだった。

満洲が続いていたのなら、別の人と結婚して、母が生まれる事はなかったでだろうから、第2次世界大戦は

少なからず影響している。祖父は戦争体験を、余り話しませんでした。戦争を知らない世代なので

戦争と言われても、余りピンとこないのが本音です。現代の戦争はハイテク化しているので、常備軍で

訓練している兵士しか要らないでしょう。普通のサラリーマンを突然兵士にしても、実践で使えるかは疑問。

皮肉な話ですが、人道的、軍事的な観点からも、ロボット兵器を投入した方が効率的でしょう。だから

僕が生きている間に、銃をとって国を守る必要はない気がします。よって、第2次世界大戦と太平洋戦争の

体験は貴重です。絵や写真はとても貴重なものとなるので、大切に保管して、戦争の悲惨さを後世に

もっと伝えてほしい
そう、思います。

東間 陽一 Yoichi Azuma






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