『日曜美術館』
NHK Eテレ(教育)
毎週日曜 09:00~10:00 放送
翌週日曜 20:00~21:00 再放送
2017年02月12日放送
「幻の青磁 千年の謎」
【出演】
【司会】
井浦新 (俳優/ものづくり集団
『ELNEST CREATIVE ACTIVITY』
ディレクター)
伊東敏恵 (語り兼務/
NHKアナウンサー)
【ゲスト】
杉本博司
(現代美術作家)
出川哲朗
(大阪市立東洋陶磁美術館 館長)
【こんやの日曜美術館】 川端康成も魅了され、所有した至高の青磁器「汝窯(じょよう)」。中国北宋時代、時の皇帝が国を滅ぼすほどの情熱を傾けて生まれた青磁器の放つ「天青色」の圧倒的な輝きは、千年の時を経ても不変。その再現に日本の陶芸家が挑む! 午後8:00~Eテレ #nichibi— nhk_bijutsu (@nhk_bijutsu) 2017年2月19日
【まもなく日曜美術館】 オークションで23億円の値をつけた究極の青磁器「汝窯(じょよう)」の魅力に迫る。中国北宋時代、わずか20年あまりの間だけ作られ、皇帝の心をとりこに。天青色と呼ばれる独特の色合いの再現に日本人の陶芸家が挑む!午後8:00~Eテレ #nichibi— nhk_bijutsu (@nhk_bijutsu) 2017年2月19日
――東京国立博物館に直径 17センチの小さな器が展示されています。千年ほど前に造られた
中国、汝窯(じょよう)青磁。
世界に 90点余りしかありません。
この器を手に入れたのは作家の川端康成でした。川端康成は全集の口絵に器の写真を載せ
品格と沈美を兼ね備えたこの青磁を大切にしていると、書き記しました。さらに2012年、世界中の
バイヤーが集まる香港のオークションで、日本人が出品した汝窯青磁が、落札されました。
価格は 23億円。
台湾のコレクターの手に渡りました。汝窯青磁を特徴づけるのは形のシンプルさと、淡い青の色あい。
さらには
潤いを秘めた艶のある質感です。
古美術商 川島公之
「ほんとうに他愛のない皿にみえるんですよ。よくよくみると、懇切丁寧に繊細に造られている。
品格っていうんですかね。
非常にそれが滲みでている」
美術評論家 清水穣
「1つの色なのに沢山の色が含み込んでいるっていう、そういう複雑さ。光を内に包み込んでいるようだっていう。
なんというすごい
美意識だろうと思いますけど…」
【テレビ番組情報】— 東方書店 東京店(神田神保町) (@toho_jimbocho) 2017年2月8日
日曜美術館「幻の青磁 千年の謎」
2月12日(日)9時00分~9時45分、NHK Eテレhttps://t.co/XBURVShKFH
中国北宋時代、芸術文化の黄金時代を造り上げた皇帝・徽宗が造らせた最高の青磁「汝窯」(じょよう)。北宋の滅亡と共に僅か...
【感想】
陶器は苦手ジャンルだけど、食わず嫌いせず、書くことにした。釉薬(ゆうやく、うわぐすり)の
成分の科学的研究がすすめば、簡単に再現することが可能になる日がくるかもしれません。
陶器のプレートに何千枚とテストしてコンピュータ分析していくと復元可能になる日も近いかも
しれませんね。うーん、人工知能が名品を焼く日が、くるのかも? 色あいや絵づけは勉強に
なるので、磁器の展覧会があれば食わず嫌いせずに足を運びたい。「単純なものこそ美しい」
という天才物理学者アインシュタイン(1879―1955)の言葉通りの名品、いつかこの手で生んで
みたい! しかし、余りに夢中になって国が滅んでしまうとは…ですが、21世紀になっても重宝
される宝な訳ですから勝利したとも言えます。国も何もかも、いずれ消える訳ですからね――
工房の様子をみていると、それなりのコストはかかりそうな気がしてきました。窯の燃料代とか
釉薬(ゆうやく、うわぐすり)材料の購入しか、個人で窯をひらくのは本当に大変そうですね。
小さなことから
こつこつとアートしたい。
東間 陽一 Yoichi Azuma
<<中国王朝 よみがえる伝説>>水滸伝の英雄が活躍した時代の皇帝、徽宗。美術史に残る傑作を残したがその時代に王朝は滅亡。美におぼれ政治をおろそかにした亡国の天子と蔑まれてきたが実際は?「徽宗と水滸伝の英雄たち」 https://t.co/WIsUjWw8oE #NHKオンデマンド— NHKオンデマンド (@nhk_ondemand) 2016年3月31日
【感想】
ここに来てまたしても、川端康成とは! 作家として有名な川端康成ですが、相当の審美眼の
持主だったようですね。弟子・三島由紀夫の、日本が生んだ戦後最大の評論家としての側面
が余り知られていないように、師・川端の、美術コレクターとしての社会的認知度はまだまだ
なのでしょうか? 弟子もスゴいし…川端先生、とても通な方だったんですね。三島作品のほう
が読んでるけど。5月鑑賞した川端康成展の図録を時折ながめ、文豪と心の対話をしている。
よみかけの 『新文章讀本』
再開しよう。
Writer Miyu
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