2017年5月18日木曜日

日曜美術館 謎のヌード クラーナハの誘惑 ルネサンス期のドイツの画家 感想


『日曜美術館』
 NHK Eテレ(教育)

 毎週日曜 09:00~10:00 放送
 翌週日曜 20:00~21:00 再放送

 2016年12月11日放送
「謎のヌード
 クラーナハの誘惑」

【司会】
 井浦新 (俳優/ものづくり集団
『ELNEST CREATIVE ACTIVITY』
 ディレクター)

 伊東敏恵 (語り兼務/
 NHKアナウンサー)

【ゲスト】
 中野京子(ドイツ文学者)

【出演】
 森村泰昌 (美術家)
 新藤淳
 (国立西洋美術館 研究員)
 塩谷亮 (画家)




――闇に輝く白い肌。体をくねらせるのは、若い女性。みられていると知りながらの、微笑み

でしょうか? 異様な雰囲気が漂うヌードです。そして、口を開け、目もうつろな男の首。壮麗な

ファッションに身を包み、こちらを見つめているのはやはり、女性。その目の冷ややかなこと…

描いたのは、ルカス・クラーナハ(1472―1553)。 16世紀のドイツで、異彩を放った画家です。

その魅力を
現代の作家がひもときます。

塩谷 亮
「何か不思議というか奇妙というか。
 何ですかね、この違和感は」

――どこか歪(いびつ)なのに惹かれてしまう。秘密はクラーナハ流の絵画表現にありました。

更に、クラーナハが描いた女性たちがまとう危うい雰囲気。男を誘い込むようなその力こそ…女の力です。

その力に魅了され
作品をつくった人も。

森村 泰昌
「神聖な感じを一見もたせるんだけど
 でも、よく見てみると…
 妖しげ…妖の世界」

――触れれば
火傷するかもしれない。

でも、だからこそ、触れてみたい。




【感想】
ポルノグラフィはネットに溢れており、デッサンの練習には事欠かぬ、いい時代になりましたが

油絵でヌードを創り、はたして売れるかどうか? 真剣に考えた事があります。本物の油絵を

買える経済力のある人物というと、だいたい所帯もちです。子どもや奥さんがいるのに、ヌード

の油絵を家に飾れるかというと、飾れません。家族がみんなで見て、安心できるものと言えば

静物画や風景画でしょう。ヌード彫刻で実物サイズといえば、もっと売れない。場所を取るから

(笑) とりあえず、日本人の平均年収をめざしているので、ギャンブルはできない状態です^^;

ヌードとなると、モデル代もかかります。インターネットで拾った写真には、著作権があるので

元の写真より相当アレンジし、原型をとどめぬ事が求められます。僕は対人能力が低いので

割とSFっぽいものを創ってみたい。沢山デッサンして、もっと、画力もつけたくなってきました。

ルカス・クラーナハも、嫌というほどデッサンに明け暮れたと思います。今日もがんばります!

東間 陽一 Yoichi Azuma

【感想】
宮廷画家、工房の経営者、企業家、薬種取引権の取得(絵具製造)、印刷所経営、版画の販売

ルターのドイツ語版聖書の出版、ヴィッテンベルク市長…特筆すべきはそのプロデュース力!

いくつもの重責を兼任した神のごとき自在なその働きには驚いた。クラーナハは好んで 「女の

たくらみ」 を描き続けた。初めて知った画家だったが…官能的でなんと狂おしい絵なのだろう。

展覧会の公式 Twitter も魅力的だ。絵画の修復、グッズ作成の様子など大変興味深かった。

蛇に翼、クラーナハのサインもおしゃれ。九州で展覧会があればぜひ、足を運びたいと思う。

Writer Miyu






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