『日曜美術館』 NHK Eテレ
井浦新、伊東敏恵(司会)
毎週日曜 09:00~10:00 放送
翌週日曜 20:00~21:00 再放送
「謎以外の何を愛せようか
ジョルジョ・デ・キリコ」
2014年11月23日 放送
2014年11月30日よる 再放送
【VTR出演】
峯村敏明(美術批評家) ほか
――シュルレアリスムの巨匠、スペインの画家、サルバドール・ダリ(1904―89年)。ぐにゃりと曲がった時計は一体どんな時を刻んでいるのか。
ダリは心の奥底に潜む世界を暴き出し、絵画を現実を超えた新たな次元へと導きました。そのダリが憧れ、「シュルレアリスムの父」 と呼ばれた画家がいます。
輪を転がしながら駆けて行く少女。しかし、その先には不気味な影。通りは異様な静寂に包まれています。
ジョルジョ・デ・キリコ
(1888―1978年)。
20世紀のイタリアを代表する画家。キリコは斬新な手法で誰も見た事がなかった精神世界を描き出し、時代の寵児となった。
時に厳しい批判に晒されながらも、生涯信じる道を探究。愛した言葉は
『謎以外の何を愛せようか』
研究者
「ありふれた日常の中に不安や謎、理解出来ない物、つまり、現実を超えた何かがあるという根源的な問いを投げかけているのです」
知られざる葛藤の物語からキリコの真実に迫ります。パナソニック 汐留ミュージアム(東京港区)。
井浦 新
「1つ1つの部屋ごとに、印象がどんどん変わって行きますね」
伊東 敏恵
「変わりますよね」
★北九州市立美術館 分館のリバーウォークで随分前にキリコの展覧会があり、電車で北九州までお出かけした事があります。
「キャノン Kiss N」 を購入した翌日頃でウキウキして初めての一眼レフをぶら下げて行きました♪ そのカメラはまだ持っていますが、もう時代遅れの代物(涙)
いま同じモノを手に入れようとしたら、3千円から5千円位でしょうか。時代の流れは速いものです(T_T)
キリコが活躍した時代は第1次世界大戦、第2次世界大戦と、世界が争った時代で不安定な時代、力こそ正義の時代です。不安な時代の空気がよく出ています。
特徴的な太陽も戦火を連想させられます。一見平和な時代、いまも内紛が続いている国があります――世界平和への祈りを込めてキャンバスに向かう。
【関連展覧会】
ジョルジョ・デ・キリコ -変遷と回帰-
2014年10/25(土)~12/26日(金)
パナソニック 汐留ミュージアム