井浦新、伊東敏恵(司会)
毎週日曜 09:00~10:00 放送
翌週日曜 20:00~21:00 再放送
「革新の極意
~古田織部 400年の時を超えて~」
2014年12月14日放送
2014年12月21日よる 再放送
林屋晴三(茶道家、陶芸研究家)
出演
波打つように歪んだ茶碗。抽象画を思わせる不思議な模様。激動の桃山時代一世を風靡した、「織部好み」 と呼ばれる器。仕掛け人は、古田織部(1544―1615)。
戦国の武将でありながら天下一の茶人。茶の湯の巨人・千利休の教えを受け、常識を覆す革新的な器を生み出した。
大きなひび割れをも名品の味わいに変えてしまう破格の美意識。飽く事なき探究は海を越え朝鮮半島にまで及んだのではないか。
韓国の歴史ある焼き物の里を訪ね
その可能性を探ります。
研究者
「織部はこの窯の高い技術を知って、ここで作らせたのではないか」
朝鮮半島で焼かれ、最高傑作とも言われる白い器。その造形には、知られざる模索の跡が垣間見えます。
古田織部、新たな美を生み出すその極意とは? ――東京白金台にある畠山記念館。茶道具を中心とした古美術のコレクションで知られています。
伊東 敏恵
「紅葉も…これからまた
深まって行く感じですかね」
井浦 新
「そうですね、色づいて来てますね」
伊東 敏恵
「わ~美しい」
緑豊かな庭園に佇む茶室。今日はこの場所から天下一の茶人の物語をお届けします。
★古田織部は、漫画雑誌・週刊モーニング(講談社) 『へうげもの』 で連載しているので一通りは知っています♪
現代アートに匹敵するカタチを中世に持っていたのは驚異的です。当時は奇抜でナンセンスだったのでしょうが、千利休の最大の後継者だったでしょう。
時の天下人・徳川家康に潰されてしまいますが、創った作品は現代にも脈々と引き継がれている訳ですからある意味、徳川家康に勝利したとも言えます。
たとえ命尽きようとも、「文化」 で勝つ。う~ん、伝説の茶人ですねぇ。僕ももっと沢山作品を創りたいです。
権力者と付き合うのは大変そうです。巻き込まれて転落する事も多いので、気を付けないといけないのかも知れません。
陶磁器は展覧会に行っても正直、まだピンと来ません(汗) 枯れてエロスのエネルギーがモノに向かうと
「ああ、この陶磁器は素晴らしい」
と分かる日が来るかも知れません。ま~まだその歳ではないので、まだまだ油絵彫刻バリバリで行きたいです^^
古田織部プロデュース茶碗の復刻が販売され値段も安かったらちょっと考えます。
2011~2012年、NHK BSプレミアム放送でアニメ化もされた 『へうげもの』。
原作漫画もストーリー的にそろそろ終了の筈ですが最後まで楽しみたいです。
【関連展覧会】
没後400年 古田織部展
松屋銀座8階イベントスクエア
2014年12/30日(火)~
2015年1/19(月)
巡回
奥田元宋・小由女美術館(広島)
2015年3/2(月)~4/12(日)
佐川美術館(滋賀)
2015年10/10(土)~11/23(月祝)