『日曜美術館』
NHK Eテレ
Amazon
毎週日曜 09:00~10:00 放送
翌週日曜 20:00~21:00 再放送
「狩野派
革新がつむいだ400年の美」
2015年05月03日 放送
2015年05月10日よる 再放送
【出演】
【司会】
井浦新、伊東敏恵
【ゲスト】
安部龍太郎
(作家/長谷川等伯の生涯を描いた
小説 『等伯』 で直木賞受賞)
【VTR出演】
狩野智宏
(ガラス造形作家 狩野派末裔)
きょう20:00〜の「日曜美術館」は先週朝の再放送。400年に渡り日本美術の頂点に君臨した絵師集団「狩野派」。その歴史は後継者が先代を超える“革新の連続”によって築かれた。永徳、光信、探幽。まったく異なる表現を追求したそれぞれの挑戦を読み解く。午後8:00~ Eテレ— NHK びじゅつ委員長 (@nhk_bijutsu) 2015年5月10日
――豊臣から徳川へ。天下の趨勢が大きく移り変わった時代。生き残りをかけ
激しい戦いを繰り広げた絵師集団がいました。狩野派。室町時代、1人の絵師
から始まったその歴史は、子から孫へと受け継がれます。400年にわたって日本
美術の頂点に君臨。中でも一族の地位を揺るぎないものにしたのが、4代目の
当主、狩野永徳(かのう・えいとく 1543―90年)です。圧倒的な迫力。権力を
誇示せんとする信長や秀吉の心を捉えました。しかし、その永徳が 48歳で急死。
そこから、一門の存亡をかけた絵師たちの戦いがはじまりました。永徳の子で
ありながら華麗な美を追求した、狩野光信。孫の探幽は、あえて何も描かない
大胆な余白で情感に満ちた世界を生み出す。絵師たちは変わりゆく時代の空気を
読み取りながら、時の権力者が
求める絵を模索しました。
狩野 智宏
「常に革新的であることが課せられた
集団だと思うんですよね」
――革新によって守り継がれた美の系譜。激動の時代を生きぬいた絵師達の物語。
井浦 新
「日曜美術館です」
伊東 敏恵
「京都国立博物館からお伝えします。日本美術の中でも、400年に渡って頂点に
君臨し続けた狩野派の
展覧会が開かれているんです」
NHK Eテレ 20:45 日曜美術館 アートシーン ▽長谷川等伯と狩野派 http://t.co/LsYaOx0p #nhketv— NHK Eテレ(教育テレビ) (@NHK_ETV) 2011年11月20日
【感想】
京都国立博物館は1度だけ行きました。事前に調べずにバコっと京都にふらり
行ってブラついたものです。行く予定はなかったのですが、狩野派の展覧会が
丁度開催されていたので、行列に並んで鑑賞しました。スタッフのお兄さんに
尋ねると、レアな展覧会との話だったので、見ることに。『唐獅子図屏風』 の
インパクトがあり、それしか記憶にないのです(汗) そのとき風邪気味で、
11月なのにちょっと暑かった気が。ダラダラ冷や汗をかきながら行列に 30分位
並んだような。一眼レフカメラを持ってキャッキャッしていた時期で、本当に
あの時は楽しかったものです。彼女はいませんでしたが(笑) 宿泊は関西に
いる兄の家に泊まりました、ナツカシイ。京都のお寺は 17時で大体閉まるので
効率よく回るスケジュールは必須でした。そこが出来なかったのが少し残念な
旅でした。調べてみると狩野派は、江戸幕府崩壊まで君臨していたようです。
桃山時代の絵師・長谷川等伯に学ぶ既得権の破り方。都の絵画市場を牛耳っていた巨大絵師集団・狩野派にたった一人で挑んだ等伯。天下一の絵師に上り詰めた等伯の知恵とは?《先人たちの底力 知恵泉》http://t.co/RwoOpAVkd2 #NHKオンデマンド— NHKオンデマンド (@nhk_ondemand) 2013年7月12日
室町時代から幕末まで君臨したのはすごい事です。現代はそういった国公認の
大きい流派がないのでちょっと残念な事ではありますけど。国が抱える流派は
ちょっと民主主義の精神に反することではあります。よって、今のような形が
いいとも言えます。それにしても、狩野智宏さんのガラスの作品は美しいな…
見とれてしまう。歴史の教科書の1ページにのこる傑作を、1点でもいいから
遺してみたいものです。
東間 陽一 Yoichi Azuma
【関連展覧会】
特別展覧会
桃山時代の狩野派
永徳の後継者たち
京都国立博物館 明治古都館
2015年04月07日(火)
~2015年05月17日(日)
(2017年11月05日更新)
Amazon