日曜美術館でも放送された
ワイエス展を鑑賞しました。
熊本地震復興支援特別企画 丸沼芸術の森所蔵 アンドリュー・ワイエス水彩画・素描展 2018.3.24―5.6 熊本市現代美術館 https://t.co/p8QxTAzZN3 pic.twitter.com/FrpTnpdno3— 東間陽一 YoichiAzuma (@SIEG2039) April 30, 2018
【この記事の内容】
・感想 東間 陽一 sieg2039
・感想 writer Miyu
・関連展覧会 アクセス地図
【感想】
日曜美術館でワイエス特集があっていいなぁと思ってたのですが。何とまさかの九州、熊本市現代美術館に来熊(らいゆう)!
丸沼芸術の森に感謝ですね。行こうとしたら仕事が忙しく中々行けず、4月突入。
久しぶりに熊本県立美術館本館の公式サイト調べてみると、藤城清治先生の展覧会が。調整を重ね、同日鑑賞することに。
鑑賞後に図書館でワイエスの画集を借りて、やはり本物は違う、オーラが出てると感じました。
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父親が挿絵画家ということもあり一枚一枚、小説のワンシーンを連想させる。
画家職人といった気質の人が減ってるので、いい仕事を見るとたくさん絵を描きたい衝動に駆られます。
500円は取ってもいい内容だったのですが何と、入場無料! う~ん、いい買い物しましたね。
ポストカード欲しかったけど、残念ながら販売されてませんでした。クリアファイルはあったけど、使うと傷が入るので断念。
解説ビデオ(46分)が会場で流れてて最後まで鑑賞したかったけど…
熊本城も拝みました―【入場無料】5月6日まで。熊本地震復興支援特別企画 丸沼芸術の森所蔵 アンドリュー・ワイエス水彩画・素描展/熊本市現代美術館 https://t.co/AYwc6d2LCy pic.twitter.com/Py8UzASC1w— 東間陽一 YoichiAzuma (@SIEG2039) April 30, 2018
夕方まで菊池に戻りバイク修理に行かないといけなかったので、これも断念。
オルソン・ハウス建物の時代は、古き良き時代といった感じで趣があります。
現代は炊飯ジャーからスマートフォンまである時代ですが、当時のアメリカでは、ほとんど電気のない生活が当たり前だったでしょう。
大都市は電気がきてたでしょうが、田舎はまだまだでしょうね。
東日本大震災があり、熊本地震では僕自身も体験した訳ですが、電気や避難生活について真剣に考える時期にきたと思います。
画像上『Composition IX』、下『相互和音』。相方 Miyu セレクトのポストカード。ワイエス展、熊本市現代美術館にて #カンディンスキー #Kandinsky pic.twitter.com/qvZIEhuZ8x— 東間陽一 YoichiAzuma (@SIEG2039) April 30, 2018
今後新しい時代に求められるのは、いかにエネルギーを少なく使うか、再生可能エネルギーを利用し発電して行くかでしょう。
オルソン・ハウスの中を撮影したビデオを見ましたが、とてもシンプルで美しい感じがしました。
当時の生活道具がそのままかどうかは分かりませんが、何でも電気の力で動くものに囲まれて生活している現代人は、やっぱり違う。
ワイエスの卵の秤の絵がありました。中学生の時、理科の実験でデジタルの秤と天秤の秤があり、皆若いからデジタルを使用していました。
すると、みんな実験に失敗、思ったような結果が得られませんでした。
熊本県立美術館本館の藤城清治展も鑑賞して、ひさしぶりの熊本市を満喫できました^^ pic.twitter.com/9VSpMuFD1o— 東間陽一 YoichiAzuma (@SIEG2039) May 1, 2018
先生が言うには、実はデジタル秤の方がいい加減で、天秤は重りを使ってるので正確に量れるとのことでした。
そのことに、気づくべきでしょう。地球環境、美しい環境を、次の世代にバトンタッチして行きたいものです。
埼玉の丸沼芸術の森にも
いつか行ってみたいです!
写真 sieg2039
東間 陽一 Yoichi Azuma
二の丸公園の一角にたたずむ樹齢を重ねた大木。熊本城の歴史を感じさせる老木は風雨地震にもまけず、これからも見守り続ける――熊本県立美術館本館への風景。 pic.twitter.com/JY6Mru9twn— 東間陽一 YoichiAzuma (@SIEG2039) May 1, 2018
【感想】
熊本市現代美術館にはめずらしく会場内撮影禁止でしたが、その事よりもむしろ、偉大な画家が入場無料なことに驚きました。
彼が描き続けたオルソン・ハウスの精巧な模型も展示してありました。
アンドリュー・ワイエスの作品は静謐な中にも存在感ある、なんと雄弁で感化力のある絵なのだろう。深い感銘を受けた。
抑制された色の中にも滲み出る、いぶし銀のような魅力のある作風で、とても好きになりました。
ワイエスの画家としての名声を左右することになる最も重要なモデル――
『#アンドリューワイエス 作品集』#AndrewWyeth #Wyeth 熊本地震復興支援特別企画・展覧会の帰り道、感動が新しいうちに図書館で借りた。菊池市 KiCROSS pic.twitter.com/HeMRruNGyM— 東間陽一 YoichiAzuma (@SIEG2039) May 1, 2018
足に重度の障害をもつ、クリスティーナ・オルソンをモデルとした《クリスティーナの世界》(1948)の習作も来熊(らいゆう)。
ミュージアムショップに生誕100年の記念切手があり、絵筆を持ちキャンバスに向かい振り返る若き日の姿、なかなかの男前です。
日曜美術館で予習、展覧会で実物鑑賞、画集で復習し、理解度と感動がより深まりました。
2017年に生誕100年を迎えた国民的画家アンドリュー・ワイエスの凄さを一人でも多くの人に知ってほしい。
熊本市現代美術館で5月6日(日)まで開催。GWおすすめの展覧会です!
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たゆまぬ修練、人生の試練がすばらしい数々の作品を生みだし、偉大な画家を形成した背景を知り、画集にも改めて感動。
建国約240年。世界中からの移民が集まり、活気を与えてきたアメリカ。
その巨大な国に対しての彼のこんな言葉がある。「アメリカ人にアメリカとは何かを示したかった」
神々しいまでの克明さと純度の強さ、一つの啓示めいた要素さえ感じさせる。制作時も人には見せず、請われて肖像画を描く人ではなかったようです。
人の家をアトリエとして借りたり、30年、50年と絵のモデルになってくれた人もあり、息の長い交流と信頼関係を思わせる。
【関連展覧会
アクセス地図】
人種差別の時代背景、あらゆる垣根をこえた人間力と懐の深さ、ストイックな創作姿勢が格好良い。
彼の絵のモデルとなった人物の国籍・出自・人間性から見ても、その幅広さに驚かされる。
日々を懸命に生きる労働者、社会的弱者へのまなざし、美しい田園風景。
本質を見抜く観察眼、メッセージ性、普遍性の獲得。国民的画家と言われる所以なのだと唸らされる。
熊本地震2年を迎えたこの時、ワイエスとの邂逅は勇気、信念を教えてくれたのでした。
運営・編集 writer Miyu
2015.06.01 移転
2018.05.04 公開
2019.09.18 更新
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