『風立ちぬ』
長編アニメーション映画
2013年/日本製作
2013年 NY批評家協会賞
アニメーション賞受賞
【原題】
The Wind Rises
【原作】
宮崎駿、堀辰雄
【監督・脚本】
宮崎駿
【製作】
鈴木敏夫
【出演キャスト】
庵野秀明、西島秀俊、西村雅彦
スティーブン・アルパート 他
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【感想】
宮崎駿監督引退作品。地上波放送だったので録画したのですが。電波具合が悪かったのか、録画の状態が余りよろしくなかったです。
本当は映画館で鑑賞しようと思ってたのですが、結局行けず…。忙しかったような気がします。
ちょっと前の新聞で、今の日本は戦争が起きる前の状態にそっくりだという記事を読んだことがあります。
今まさにそういった議論が起きている。平和が続くといいのですが…家族を守るため戦う覚悟はできてますが侵略戦争には参加しません。
相手にも大切な家族がいる訳ですから。先の読めない時代、最悪の事態は常に想定しています。
ローマ稀代の英雄ユリウス・カエサルは、見たくない現実も見ろと2千年前に言っている。戦争、母なる自然のパワーの前に人間は無力。
人間には逃げる程度しかできない。互いに助け合うのが必要なのにお互い憎しみ合い、殺し合うことしかできないのか。
そうではないと信じたいが現実は厳しい。さて、ジブリですが『思い出のマーニー』で打ち止めとなってしまいました。
本当かどうか真偽不明の数字ですがスタジオジブリは、1年間で20億円かかると聞きました。
数字が本当なら、5年で100億円必要になる計算。スタジオの建物にお金をかけてしまったのでしょうか?
料亭が建物に凝ると味が落ちると言われています。スタジオジブリは土地と建物を買ってしまったのでしょうか?
賃貸であれば経費で落ちるから税金を安くすることができますが、土地の所有となると、話は別になってきます。
多額の税金の請求がくる上にスタッフの給料と製作費を捻出し、ヒット作を作って行かないといけません。
映画を大ヒット連発するのは非常に困難というのが、僕なりの結論です。
大衆が求める映画・アニメとは、必ずしも思うように作れる訳ではありません。映画が大ヒットしても赤字続きのスタジオは数多あります。
少し前のディズニー・アニメーションもお荷物と言われたくらいですから、黒字を確保するのは大変なことです。
映画が大ヒットしなくても何とか黒字を保てるスタジオにしては行きたい。相当勉強して賢くなる必要がありそうです。
コネなし、カネなし、担保なしの僕に求められるのは、相当ちまちましたドン亀のように、少しずつ成長することしか選択肢がない。
他者から見れば馬鹿とも言われるでしょうが、自分のスタジオ3代目が大輪の花を咲かせると確信しています。
ぼちぼち頑張ります。
東間 陽一 Yoichi Azuma
sieg2039
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