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思い出のマーニー G・ロビンソン原作児童文学 ジブリがアニメ映画化 感想


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ネタバレNGの方はご注意下さい。


『思い出のマーニー』

 原題:When Marnie Was There

 2014年:日本製作

 2014年7月19日公開

 東宝配給(103分)


WHEN MARNIE WAS THERE

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【原作】ジョーン・G・ロビンソン

【監督】米林宏昌

【製作】鈴木敏夫

【脚本】米林宏昌、安藤雅司、丹羽圭子

【音楽】村松崇継

【主題歌】プリシラ・アーン

「Fine On The Outside」


【出演:声優キャスト】

 高月彩良、有村架純、松嶋菜々子

 寺島進、根岸季衣、森山良子

 黒木瞳、白石晴香、杉咲花

 石井マーク、頼経明子、石山蓮華

 甲斐田裕子、森崎博之、安田顕

 戸次重幸、大泉洋、音尾琢真

 吉行和子 ほか


思い出のマーニー 上 (岩波少年文庫)

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 【感想】

なんとか録画できてたものを鑑賞。今更感が否めず。ジブリファンの方には今回、辛口批評になってしまい申し訳ないのですが…


宮崎吾朗監督とどこか共通するのが、主人公が元気がないと言ったところでしょうか。主人公がはち切れんばかりのエネルギーに満ちていないと、観客を惹きつけることは出来ないのかも知れません。


『思い出のマーニー』の興業収入が35億円。『風立ちぬ』の製作費が推定50億円なら、マーニーの製作費はおよそ50億円くらいでしょう。すると15億円赤字。やはりスタジオジブリは映画制作できなくなる訳です。


ファンとして悲しいけど。宮崎駿さんがいないとスタジオジブリは駄目なようです。日曜美術館で狩野派の回があり、天才的な才能の持ち主がいても1代で終わってしまうから、型を作ってそれをトレースさせる方式でした。


スタジオも会社ですから、1人の天才に寄り掛かったのが悪かったのでしょうか? とことんダメになった時、救世主が現れるのかどうかは分からない。美しいジブリ作品の新作が出ないのは寂しいけど、復活を信じています。


しかし、う~ん暗い…暗くするなら中途半端に暗くするのでなく、とことん暗い青春とかやってほしいものです。同時期に上映してた『アナと雪の女王』と結果が対照的になってしまったのが残念です。


ジブリの女の子はやっぱり元気ハツラツで飛び跳ねてるのが通常なので、もっとアクションが充実してほしいですね。アニメーションでは何でも出来る。現実にない光景をどれだけ想像力を尽くして作れるかでしょう。


天空城がドンドン崩れていくとか、このカットにどれだけ手間かかってるのかみたいな力技が見たかったものです。今はSNSがあるから、友人知人が観に行ったら、評価は瞬く間に広がります。


よければ放っておいてもお客は来るが、悪いとそっぽを向かれてしまう。映画制作は本当にしんどそう。いつかはアニメ作るけどホン(脚本)を書く自信がまだないので、昔話や神話をモチーフにするつもりです。


昔からある話はムダが削がれてて失敗がない。上手くいかなければそれは本人の努力不足、誰にも責任はありません。早く多くのものを生み出したいです。

東間 陽一 Yoichi Azuma


2016‎.03‎.‎30‎ 初回更新

2020.11.03 更新


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