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求道の画家 岸田劉生と椿貞雄 同志、生涯の友、師弟 久留米市美術館 感想


久留米市美術館といえば
明治の作家の展覧会。

明治の代名詞とも言える麗子像が来福。久留米市美術館に来館とあって、これは行かない訳にはいかない!


【この記事の内容】
・感想 東間 陽一 sieg2039
・感想 writer Miyu
・関連展覧会 アクセス地図
・関連情報

【感想】
こんなところにも人となりが出るのかと興味深く。写真ミロのヴィーナス像、右アングルは相方 Miyu、左アングルは僕が綺麗だと思いました。

岸田劉生の弟子・椿貞雄の作品も素晴らしく、今回の小旅行、やはり来てよかったと実感。おかっぱ麗子像のポストカード、売ってなかったのは残念でしたが(涙)

子どもができたら1枚くらいは油絵にしたいものです。思えば、現代と中世の狭間が明治とも言えます。

明治の室内の明かりは恐らくみんな、ロウソクの明かりのみでしょう。古ぼけて見える絵も当時の照明では、これが当たり前だったと言えます。

働いてて、少しCGやった程度の作品しか今は残ってないけど。平和で医療の発達した現代、明治時代、単純比較してはならないと思っている。時代が進めばいずれ、不老不死になる可能性も?


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人生100年プランを国も提唱してるし、気長にするのが1番です。今年でちょうど明治150年。来年は平成が終わり、新時代の始まりです。

今やスマホ、ロボットやAI、ドラえもんの時代が迫っていますね。岸田劉生さんが現代を見たらどう評価するのか、気になるところです。

潔癖症で細かい人だと、今の時代はひどく歪んで見えるような気もします。落ち着いて絵が描けてない、もっと腰を据えて仕事しないといけません。

今改めて油絵の道具を調べてみると、Amazonでも売ってますね。手に入りにくい油絵は
ネットで簡単に手に入りそう。

小さな絵からコツコツやれば何とかなりそう。岸田劉生の麗子像のように、気合いの入った作品をつくりたいものです。


パソコンやテレビで集中力が削がれているような気がする、読み上げてくれるラジオがいいかも。1泊2日小旅行の4展覧会鑑賞、最後の場所にふさわしい会場でした。

今年はブリヂストン、長谷川利行、ブラティスラヴァ世界絵本、英国の壁紙展と(僕の中で)久留米市美術館は当たり年。

スケジュールとお小遣いを何とかやりくり、久留米市美術館に立ち寄りたい。この記事の最後の関連情報に掲載させて頂いた、産経ニュースを読んだ。

師の劉生風と時代の流れに埋没してしまった感のある椿貞雄だが、心温まる濃密な師弟愛だった。

同時にこんなことも考える。彼が師の下を離れていたらどんな画境に至り、進化を遂げ、美術史にその名を刻んでいたのだろうと。

偉大な師をもつ幸運と不運。偶然の一致か――岸田劉生がこの世を去った歳にいま、生きている。

写真 sieg2039
   東間 陽一 Yoichi Azuma


【感想】
久留米市美術館の外に掲げてある、師弟の絵がなかよく並んだ大看板。Twitter、Instagram 投稿用の写真を選んでたときも、微笑ましかった。

一目で岸田劉生とわかるインパクトある絵、印象的で忘れられない。椿貞雄作『壺(白磁大壺に椿)』を気に入りミュージアムショップで絵葉書探したけど無かった(涙)

もう1つのお気に入り、師匠の岸田劉生作『猫図』はあったので買いました。『彩子とミモザ』は相方東間、『猫図』は私のセレクト。

日の丸猫さん珍しいな、嬉しくてしみじみ眺めた。カワイイというよりツンデレな表情ですが、それがまた味わい深くいい感じ。


2015年、NHK『ドキュメント72時間』で放送された「ウワサの猫と商店街」、たばこ店の看板猫、八の字眉毛のハチちゃん想い出しました。

劉生といえば愛娘をモデルにしたおかっぱ「麗子像」が有名ですが、エピソードも凄かった。

父の仕事を妨げてはいけないと、長時間正座の足のしびれ、滲む涙に我慢。幼くも健気な娘と、熱き画家魂をもつ父の仕事ぶり、うかがえる話でした。

岸田劉生と椿貞雄、求道の画家に別れは突然、無常にもやってきます――

1929年、中国大連からの帰途、立ち寄った山口県にて病で客死、享年38。岸田劉生にとって、生涯ただ1度の海外旅行だったようで、初めて知った。


師の志をうけついだ椿貞雄は 61歳でその生涯の幕を閉じることとなります。

潔癖症で神経質、社交的とは言いがたい劉生、「愛情の画家」といわれた温かでおおらかな作風の椿。

対照的な5歳違いの2人、光と影のごとく補完し合っていたのか? 劉生が引っ越すと、椿も転居する程なかよく、芸術の理想に共鳴。

劉生が亡くなるとひどく悲しみ、制作に行き詰まる程だったといいます。

生涯師事したひたむきな椿が劉生の死、悲しみをのりこえパリ個展開催、画家としての新境地に至るまでの話に感動しました。


早逝した兄の影響で画家を志し上京。自分の画才を見出し、画壇で共に生きるきっかけを作ってくれた岸田劉生。

椿貞雄にとって兄のような、兄以上の存在だったのかも知れません。パリへ行くという叶わなかった師の願望を、弟子が叶えたことになる。

気難しい気性、性格でありながらも慕ってきた芸術家が多いことを考えると、岸田劉生の複雑な人物像を垣間見させられる思いです。

相方東間の実家の福岡で、タイトスケジュールで諸用を済ませる中での展覧会鑑賞。

「自分が作品を創作する上で鑑賞したいもの」という基準で行く展覧会を決めてるそうです。「明治の画家にしか出せない渋さ」本人はそう絶賛してました。


久留米市美術館・公式サイトの出品目録みてみると、約170点は展示されていたのではないでしょうか? 見ごたえある展覧会でした。行ってよかった!

広大な複合文化施設・石橋文化センターには図書館や音楽ホール、日本庭園、坂本繁二郎旧アトリエもあるんですよ。行ってみたいなぁ。

同展覧会は6月17日まで。父の日に久留米市美術館、いかがでしょうか? おすすめの展覧会です。

運営・編集 writer Miyu


2015.06.01 移転
2018.06.13 公開
2019.06.10 更新


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