久留米市美術館といえば
明治の作家の展覧会。
明治の代名詞とも言える麗子像が来福。久留米市美術館に来館とあって、これは行かない訳にはいかない!
「求道の画家 岸田劉生と椿貞雄」2018.4.7―6.17 同志、生涯の友、師弟でもあった二人の強い絆と、それぞれの個性の足跡をたどる。久留米市美術館 https://t.co/tgOQmEVwjs pic.twitter.com/qkhweg8S5g— 東間陽一 YoichiAzuma (@SIEG2039) 2018年6月9日
【この記事の内容】
・感想 東間 陽一 sieg2039
・感想 writer Miyu
・関連展覧会 アクセス地図
・関連情報
【感想】
こんなところにも人となりが出るのかと興味深く。写真ミロのヴィーナス像、右アングルは相方 Miyu、左アングルは僕が綺麗だと思いました。
岸田劉生の弟子・椿貞雄の作品も素晴らしく、今回の小旅行、やはり来てよかったと実感。おかっぱ麗子像のポストカード、売ってなかったのは残念でしたが(涙)
子どもができたら1枚くらいは油絵にしたいものです。思えば、現代と中世の狭間が明治とも言えます。
明治の室内の明かりは恐らくみんな、ロウソクの明かりのみでしょう。古ぼけて見える絵も当時の照明では、これが当たり前だったと言えます。
働いてて、少しCGやった程度の作品しか今は残ってないけど。平和で医療の発達した現代、明治時代、単純比較してはならないと思っている。時代が進めばいずれ、不老不死になる可能性も?
Amazon
人生100年プランを国も提唱してるし、気長にするのが1番です。今年でちょうど明治150年。来年は平成が終わり、新時代の始まりです。
今やスマホ、ロボットやAI、ドラえもんの時代が迫っていますね。岸田劉生さんが現代を見たらどう評価するのか、気になるところです。
潔癖症で細かい人だと、今の時代はひどく歪んで見えるような気もします。落ち着いて絵が描けてない、もっと腰を据えて仕事しないといけません。
今改めて油絵の道具を調べてみると、Amazonでも売ってますね。手に入りにくい油絵は
ネットで簡単に手に入りそう。
小さな絵からコツコツやれば何とかなりそう。岸田劉生の麗子像のように、気合いの入った作品をつくりたいものです。
ミロのヴィーナス像、円盤投げの彫刻、ペリカン噴水などのオブジェ鑑賞、バラ園を散策するのも癒されますよ~。求道の画家 #岸田劉生と椿貞雄 #久留米市美術館 pic.twitter.com/UwC9uzpCpW— 東間陽一 YoichiAzuma (@SIEG2039) 2018年6月10日
パソコンやテレビで集中力が削がれているような気がする、読み上げてくれるラジオがいいかも。1泊2日小旅行の4展覧会鑑賞、最後の場所にふさわしい会場でした。
今年はブリヂストン、長谷川利行、ブラティスラヴァ世界絵本、英国の壁紙展と(僕の中で)久留米市美術館は当たり年。
スケジュールとお小遣いを何とかやりくり、久留米市美術館に立ち寄りたい。この記事の最後の関連情報に掲載させて頂いた、産経ニュースを読んだ。
師の劉生風と時代の流れに埋没してしまった感のある椿貞雄だが、心温まる濃密な師弟愛だった。
同時にこんなことも考える。彼が師の下を離れていたらどんな画境に至り、進化を遂げ、美術史にその名を刻んでいたのだろうと。
偉大な師をもつ幸運と不運。偶然の一致か――岸田劉生がこの世を去った歳にいま、生きている。
写真 sieg2039
東間 陽一 Yoichi Azuma
ポストカード左、#岸田劉生「猫図」1926年。右、#椿貞雄「彩子とミモザ」1954年。日の丸猫さんだ! 求道の画家 #岸田劉生と椿貞雄 #久留米市美術館 pic.twitter.com/VYTvnrlbqf— 東間陽一 YoichiAzuma (@SIEG2039) 2018年6月11日
【感想】
久留米市美術館の外に掲げてある、師弟の絵がなかよく並んだ大看板。Twitter、Instagram 投稿用の写真を選んでたときも、微笑ましかった。
一目で岸田劉生とわかるインパクトある絵、印象的で忘れられない。椿貞雄作『壺(白磁大壺に椿)』を気に入りミュージアムショップで絵葉書探したけど無かった(涙)
もう1つのお気に入り、師匠の岸田劉生作『猫図』はあったので買いました。『彩子とミモザ』は相方東間、『猫図』は私のセレクト。
日の丸猫さん珍しいな、嬉しくてしみじみ眺めた。カワイイというよりツンデレな表情ですが、それがまた味わい深くいい感じ。
広大な複合文化施設・石橋文化センターには図書館や音楽ホール、日本庭園もあるんですよ。小便小僧もあった… 求道の画家 #岸田劉生と椿貞雄 #久留米市美術館 pic.twitter.com/qpz5EiZ0Ky— 東間陽一 YoichiAzuma (@SIEG2039) 2018年6月10日
2015年、NHK『ドキュメント72時間』で放送された「ウワサの猫と商店街」、たばこ店の看板猫、八の字眉毛のハチちゃん想い出しました。
劉生といえば愛娘をモデルにしたおかっぱ「麗子像」が有名ですが、エピソードも凄かった。
父の仕事を妨げてはいけないと、長時間正座の足のしびれ、滲む涙に我慢。幼くも健気な娘と、熱き画家魂をもつ父の仕事ぶり、うかがえる話でした。
岸田劉生と椿貞雄、求道の画家に別れは突然、無常にもやってきます――
1929年、中国大連からの帰途、立ち寄った山口県にて病で客死、享年38。岸田劉生にとって、生涯ただ1度の海外旅行だったようで、初めて知った。
求道の画家 #岸田劉生と椿貞雄 が福岡へやってきた! #久留米市美術館、いい展覧会あるなぁ。ラベンダーや色とりどりの花々で、初夏の庭園が華やいでました♪ pic.twitter.com/490ZYawgGD— 東間陽一 YoichiAzuma (@SIEG2039) 2018年6月10日
師の志をうけついだ椿貞雄は 61歳でその生涯の幕を閉じることとなります。
潔癖症で神経質、社交的とは言いがたい劉生、「愛情の画家」といわれた温かでおおらかな作風の椿。
対照的な5歳違いの2人、光と影のごとく補完し合っていたのか? 劉生が引っ越すと、椿も転居する程なかよく、芸術の理想に共鳴。
劉生が亡くなるとひどく悲しみ、制作に行き詰まる程だったといいます。
生涯師事したひたむきな椿が劉生の死、悲しみをのりこえパリ個展開催、画家としての新境地に至るまでの話に感動しました。
6月8日で2920日、これからもよろしく。アート鑑賞呟いてます(写真は5月、久留米市美術館近くの花)―Twitterに登録した日を覚えていますか?#MyTwitterAnniversary pic.twitter.com/kglKCC7hAU— 東間陽一 YoichiAzuma (@SIEG2039) 2018年6月9日
早逝した兄の影響で画家を志し上京。自分の画才を見出し、画壇で共に生きるきっかけを作ってくれた岸田劉生。
椿貞雄にとって兄のような、兄以上の存在だったのかも知れません。パリへ行くという叶わなかった師の願望を、弟子が叶えたことになる。
気難しい気性、性格でありながらも慕ってきた芸術家が多いことを考えると、岸田劉生の複雑な人物像を垣間見させられる思いです。
相方東間の実家の福岡で、タイトスケジュールで諸用を済ませる中での展覧会鑑賞。
「自分が作品を創作する上で鑑賞したいもの」という基準で行く展覧会を決めてるそうです。「明治の画家にしか出せない渋さ」本人はそう絶賛してました。
「求道の画家 岸田劉生と椿貞雄」2018.4.7―6.17/「名画が奏でる8つのフーガ 青木・セザンヌ・ルノワール ブリヂストン美術館コレクション展」7.14―9.9 久留米市美術館 https://t.co/tgOQmEVwjs pic.twitter.com/e0Ni9Wjma3— 東間陽一 YoichiAzuma (@SIEG2039) 2018年6月10日
久留米市美術館・公式サイトの出品目録みてみると、約170点は展示されていたのではないでしょうか? 見ごたえある展覧会でした。行ってよかった!
広大な複合文化施設・石橋文化センターには図書館や音楽ホール、日本庭園、坂本繁二郎旧アトリエもあるんですよ。行ってみたいなぁ。
同展覧会は6月17日まで。父の日に久留米市美術館、いかがでしょうか? おすすめの展覧会です。
運営・編集 writer Miyu
2015.06.01 移転
2018.06.13 公開
2019.06.10 更新
【関連展覧会
アクセス地図】
【関連情報】
4/7(土)より、久留米市美術館で「岸田劉生と椿貞雄」展が始まりました。当館からは岸田劉生の 《画家の妻》と 《南瓜を持てる女》を貸出しています。展覧会は6/17(日)まで開催です。M.A #ブリヂストン美術館 #貸出情報 https://t.co/WxeVAGVdku pic.twitter.com/PmtK4eeaet— ブリヂストン美術館 (@bmamuseum) 2018年4月9日
【アート 美】「椿貞雄」展 偉大な師を持った幸運と不運 - 産経ニュース @Sankei_newsさんから https://t.co/hXAj5yPjGZ— 東間陽一 YoichiAzuma (@SIEG2039) 2018年6月13日
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