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特別展「浄土九州―九州の浄土教美術―」西方に、極楽あり。福岡市博物館 感想


祝・来場者1万人!
浄土九州展 9.15―11.4

流行りの地獄絵図から極楽浄土まで描かれていて中々見応えがありました!

歴史の旅、未来への旅――


【この記事の内容】
・感想 東間 陽一 sieg2039
・感想 writer Miyu
・2018年9―12月開催中の
 仏像展覧会(東京、滋賀)
・関連展覧会アクセス地図
(福岡市博物館)

【感想】
九州の仏像が集まる展覧会はなかなか無いので、合わせて行くことに。相方 Miyu が夢で仏様を見てたので、連れて行く意義があるような気もしていました。

お寺巡りと言えば京都、九州のお寺巡りも計画してみたくなって来る。いまは現世利益と現実主義ばかりで信仰心の全くない人が増えたような気がします。

教会に行く回数よりも○ター○ックスに通う回数が多いと言われる現代ですからねぇ。だからこそ、仏様を見ていると心が癒されます。


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立派な経歴を掲げて閻魔様の裁判を受けても「それなんぼのものよ」と諭されるのがオチです。来世で夢を叶えるとまでは悲観してませんが、今を一生懸命生きたいものです。

ギリシャ彫刻に匹敵するリアリズムで、日本の仏師も負けていません。美術短大生のとき鑑賞した宇治山哲平さんの作品も鑑賞できて幸運でした。

大分県日田市出身で独特の抽象画で知られる宇治山哲平さん(1910―86)が大超寺に奉納した襖絵。現代美術家による浄土図「極楽御浄土」。


地獄を描いたアニメもありました。年配の人が集まる展覧会には珍しく気合いの入ったムービーでした。イラストは佐賀県唐津市厳出身の「風の画家」中島潔さん。

悪いことは出来ないもんだ…。一般人として無名で終わればあまり気にしませんが、有名人や公の人として名声があればスキャンダルは絶対に出したくないもの。

デジタル時代、記録は半永久的に残るといっても過言ではない。時代が経てば経つほど多くの記録がとられ、悪事をすればずっと記録がつけられる。


名誉を守ることがいかに難しい時代かを痛感。仏像を見ていると、(いつまで経っても、人類は進化していませんね)

――と細く笑われているような気もする。鎌倉時代の仏像のように千年経っても朽ちないものを生み出したいものです。魂の進化、日々精進。

写真 sieg2039
   東間 陽一 Yoichi Azuma


【感想】
ポストカードは《阿弥陀如来立像》(展覧会チラシ画像)以外、私 Miyu のセレクト。

9月20日、奈良国立博物館でも文化大使を務める笑い飯哲夫さんのおもしろ仏教講座があり、展覧会の会場に直筆サインがありました。

アニメ「地獄心音図」、極彩色の恐ろしくも美しい映像でした。トラウマな地獄展示、半端なかった。おじさんおばさんな私たち大人でも結構キテるのに…

小さいお子様大丈夫かしら
夢でて来たらどうするよ ( ̄  ̄|||)


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福岡市博物館の公式 Twitter 見てたら、学芸員末吉さんのブログが人気で広報担当さんちょっとジェラシーとの事。むーん確かにおもろい、広報さんがんばれ~。

博多の萬行寺に伝わる「猫鼠之図」のお話。弱肉強食、自然界の厳しい掟の中にも慈悲を感じる深イイ話でした涙…猫と聞くと条件反射してしまう私。

三途の川を渡るとき亡者の衣を奪う老女奪衣婆(だつえば)の木造彫刻「奪衣婆坐像」がとてもリアルでしたね、うーん凄味のある婆さんだ。


地獄絵図、地蔵菩薩もありました。特に、アニメ化された江口夏実先生のマンガ『鬼灯の冷徹』(講談社刊)の世界をファンは楽しめます。

死後裁かれるという閻魔大王と十王像――天に恥じぬ生き方をして冥土へと旅立ち、閻魔様に会いたいものです。

筑紫女学園大学×福岡市博物館コラボの「十界双六」(じっかいすごろく)ダウンロードして遊んでみよ。仏を目指せるかな?

煩悩を捨てよ~。

運営・編集 writer Miyu


【2018年9―12月
 開催中の仏像展覧会】

[東京]
 09.15―11.25
「特別展『仏像の姿』
~微笑む・飾る・踊る~」
 三井記念美術館

 10.02―12.09
 特別展「京都 大報恩寺
 快慶・定慶のみほとけ」
 東京国立博物館

[滋賀]
 前後期開催
 08.01―09.30/10.03―11.30
「伝教大師1200年大遠忌記念
 至宝展」
 比叡山延暦寺国宝殿

 10.13―11.25
 湖信会設立60周年記念企画展
(第77回企画展)
「神仏のかたち
―湖都大津の仏像と神像―」
 大津市歴史博物館


【関連展覧会
 アクセス地図】




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